帰ってまいりました。約二ヶ月ぶりであります。
杉並区松庵の猫好きな方が手厚く保護して下さっていました。
本日引き取って店猫として解き放ちました。
本人はあいかわらずしれーっとしておりますが以前よりややスリムになったというか、「お、脚が出現した」という感じであります。
急遽名札をこしらえましたが、いろいろ細かいことは明日以降にやろうと思います。
で、なんだかんだしているうちに店主疲れちゃいました。
さまざまなご協力とご支援、ありがとうございました。
とりいそぎ報告まで。
さて最新情報。
先日、非常にヂルに似た猫にミルクをあげたという方が来店。
場所は東京女子大の近く。てことはもしその猫がそうであれば、五日市街道を越え女子大通りも越えてしまったってことで、明らかに戻る方向がわかんなくなってるんですな。
しかし衰えた様子もなく毛並みもつやつや、しかも首輪がなかったってことは、どこかで飼われていた(いる)可能性大。あれは人間用スタッズベルトなので、そうそう簡単に外れるものではないのです。ミルクはがぶ飲みしていたらしいが。
というわけで、善福寺あたりをうろついているかも知れません。今までほとんど手薄だったあの辺も捜索してみようと思う。有志でお手伝いして下さっている方も数人いるので、誠にありがたいことでございます。
15センチくらいの先が曲がった尻尾の、やや大きめの黒猫を見かけた方、ぜひ連絡をお願いします。
http://www.vets.ne.jp/bbs/c_6102.cgi
http://mayoi-neko.net/
http://sachifuku.cocolog-nifty.com/rescuelostcat/
この3つのサイトに登録してます。
しかしどの掲示板も更新が頻繁だ。困ったことよのう。
気晴らし的に『トレインスポッティング』などを鑑賞(もちろん営業中に)。
そこそこ面白いが、こりゃMTVだな。オサレな音楽にのってオサレなヘロイン中毒が繰り広げるジャンキー青春ムービー。
しかし、スコットランドのポン中も日本のすうさい堂も閉塞した状況は同じ。まったくそういうものに手を付けない自分の方が明らかに偉い。「ドラッグやってる人間はクリエイティブ」みたいな驕りが大嫌いだ。往々にしてそういうこと言う奴は、歯をくいしばりながら仕事しているカタギを馬鹿にする傾向がある。なんで?って思う。
パンクが好きなのも、音的にはほとんどドラッグ文化の影響を受けてないからだな。ほんと、すがすがしいジャンルである。
レイブとかデッド系サイケとかシド・バレットとか、全然いいと思わないが、ヴェルヴェットやストゥージスやドアーズが好きなのは、ルーやイギーやモリソンの声が好きだから。ドラッグカルチャー云々は一切関係ない。
・・・・しかし、開発地の黒猫はヂルに似ている。ヒップにボリュームがある感じとか。やっぱりあの辺にいるのかも知れん、地主さんの知らないときにうろついているのかも、と再考。
で、店主憔悴!ということもなく、至って普通に暮らしております。ヂルなどと呼んでいるが結局猫は猫、4年半にしてこういう事態を引き起こしてもまあ不思議じゃなかった。室内飼いでも間違いが起これば逃げられたりするんだから。
戻ってきたら決めているのは「店猫続行」ってことである。夜はリードをつけるとか、「ロケーター」なる探知機をつけるとか、以前より注意を払わねばならぬ。呼び寄せるためのスライスかまぼこも切らさないようにしなければいかん。
こやつはそういうサダメの猫なんである。リスキーだけどしょうがない。基本的にうちとお隣でぐーすか寝てれば大満足なはずなんだが、どこ行ったんだかまったく。引き続き捜索中。
本日はまっつん構成員のナビでなぜか巣鴨で下車。激辛カレーで有名らしい千石の「大沢食堂」で、その激辛カレーを食う。うん、僕がんばった完食した。が、口ん中ビリビリで、そなえ付けの味噌汁が飲めない。水しか飲めない。熱い味噌汁が「つき刺さる」んである。店主は伝説的な格闘家らしい。
そのまま巣鴨の刺抜き地蔵がある商店街を歩くと、本当に通行人の8割はお年寄りなのだね。醤油だんご食う。
高田馬場に流れて、ひっくり返っても入学できない早稲田大学構内を、ニセ学生として徘徊。
近くの小さな公園で猫三匹と遭遇。いや、もっといたか。餌を食べるにも上下関係があるらしい。独占してもりもりやってた猫は、食べ過ぎてその場でゲロしてた。
ここは人間少ない、桜はある、お猫は出入りしているという素晴らしいスポット。
猫は美しい。猫を排除する精神こそが美しくない。猫害ったって、ほとんどフンの問題とかだろ?土に帰る有機物ですよ。放射能よりずっとマシである。
そして桜の散り際も美しいのであった。