いやしかし、概要としては旦那の誕生日のサプライズ企画として嫁が友人と画策して海辺に落とし穴を掘りましたと。2・5メートルも掘ってしまいましたと。
夜に呼び出して驚かせようとしたら夫婦さかさまに落ちちゃって、救出されるまで2時間を要したため二人とも窒息して死んじゃいましたとさ、ということらしいのだが、またずいぶん日本も緊張感が切れたというか、緩くなったもんだなと思う。
「直後」だったらこんなことを実行する奴はまずおらん。
こう言っちゃなんだが、この二人は23年間一点の曇りもなくハッピーで正しい人生を送ってきたのだが、歪みってのはどこかで生じるもので、まさに幸せの絶頂にお砂まみれの「不良債権」が一気にザザザと来てしまったんじゃないかと、ま、思うわけです。
これほど同情しづらい死にかたも珍しい。
「命は平等」という物言いはまあ良しとしても、「死にかた」に計量はあるのではないかと。
津波で亡くなった方々は不幸だが、日本人の目を覚ませてくれた、ということにおいては意味がある。
この事件の教訓は、「バラエティ番組をそのまま実行するのはやめましょう」ってことか・・・・(だいたいヤラセじゃないのか、アレ)。
「友情」とか「祝福」とか「一致団結」などのキーワードによってこの夫婦は殺されちまったようなもんで、やっぱりそういったキラキラした言葉とは一定の距離を保つべきだと思う。
「憎まれて」殺されたほうが、まだマシのような気がするもんなあ。
先日サンロードを歩いてたら、もすごい怒号が聞こえる。
アーケード街なので自然エコーも手伝って姿は見えないのだが、誰だかすぐにわかった。
何回か見たことがある、「怒鳴り散らしババア」である。なんか一人で、めちゃめちゃ怒りながら歩いているのである。
(激しているのだが何をスクリーミングしているのかはよくわからないので、ハードコアパンク的とも言える)
あのババアは絶対嫌われ者だろうし、おおよそ何かの役に立っているともお見受けできないのだが、自分の中で解毒しまくっているので、多分長生きするんじゃないかと思う。
どっちが幸せな人生か?知らねーッす。
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