先日、中島らもさんの動画をアップしたのですが、この『いいんだぜ』って曲、某イケメン俳優さんもカバーしている。
もちろん放送禁止用語多発のオリジナルじゃ無理なんで、かなり普通にセーブした曲に仕立ててあり、らもファンからは当然反発の声も多いかと思うのだが、まあでも、「これをメジャーで取り上げるのだ」という意気込みは買いたいと思うわけです。
というか、さわやか好青年で売っている「職業人」のでっかい足枷や不自由さをひしひしと感じた次第。
本来ならこの人だって「めくら」「かたわ」「梅毒」などの言葉に込めたメッセージを歌いたいはずなんだが、ファン層が・・・・ねえ・・・・。
さぞおモテになっている人生だとは思うのだが、「表現者」としてはなかなか、つまんない道を歩んでいる。
いわゆる容姿に恵まれてない人の方が、逆にそれを利用し武器にして、唯一の存在感を得たりする。俳優の温水洋一氏なんかその典型で、フェロモン感じてる女性も少なからずいるんじゃないかと。
(普通の人が普通に演奏して普通に終わるライブなんかを見ると、ものすごく時間を損した気になります)
ポーグスなんかも一番最初に思い浮かぶのがシェインの強烈な歯並びで、すっかりバンドのアイコンだったりするのだが、あれはなんなんだ、虫歯なのか?パンクス時代にやんちゃして折られたのか?
(あと、『スペシャルズ』のクールなキーボード弾き、笑うと前歯がほとんど無くてクールだわ)
同じようなメチャクチャな歯並びを持つ者としては、これをなんとか生かしたい。ボーカルでもやるか。
コンプレックスってのは調味料としては大事かもですね。調合は難しかったりするんだが。
出来ない者は出来る範囲のことでがんばってやるしかないんです。
「いやー僕は器用貧乏で」と笑う人の尊大な態度を自分は見逃さない。
人間として(男としてでもいいのだけど)一番カッコいい態度は、「腰が低い」ってことです。
あと男がたまに自慢げに使う、「だから俺は言ってやったんだよ!」て言葉、大嫌い。
大抵、ろくなこと言ってねぇさ。
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