『毎日ぞんび~everyday of the living dead』上映会、わりと盛況で終了。
今回初めて観たんですが、入念にゾンビメイクをしてもらって「わーい釣崎清隆の写真みたいだー」とはしゃいでいたのですが、モノクロ作品ゆえ、わたくしどっちかというと「黒人のおっさん」みたいに映ってます。
もともと自分の造型が醜いもんで、出てるだけで笑えます。
監督にはかなりシャープに編集して頂き、エンドロールもばっちり。
来てくれた和製ニューヨーク・ドールズみたいな翔壱書店・店長氏の飛び入りマイクパフォーマンスもあり。
「watch out」最新号も入荷中です。特集・由愛可奈。ゆめかな。
古屋兎丸『人間失格(全3巻)』を読んだので、久々に太宰治のオリジナルも読んでみる。
前田敦子さんが表紙の文庫版。字もでかくて読みやすい。
古屋版は設定を現代にアレンジ。手記をウェブサイト。カフェの女給をキャバ嬢。マルキストを過激派分子。そしてモルヒネを覚醒剤。
古屋氏の作風は基本的にはグロテスクなので、シャブ中の妄想なんかを描かせるとなかなかすごい。
「人間失格度」は確実に上がってると思う。
羽生々純『青(オールー)』全5巻。
沖縄に居住してしまった元・売れっ子漫画家を現役に戻そうとした編集者。
現地で会った漫画家はほぼ世捨て人。ひょんなことからヤクザのトラブルに巻き込まれ、銃を撃つ快感を覚えてしまい、なしくずし的に二人は沖縄組織の組員となる。
霊媒師の血を引く少女や残虐少年グループ、おばちゃんヒットマンなどキャラも強烈。
中でも「どんどん指がなくなっていく」ヤクザ幹部は悲哀があって良い。バイオレンス映画にもなりそうな作品。
『恋の門』ってすごく回転するけど、個人的にはこっちでしょう。
松田洋子『ママゴト』全3巻。
ダメな人しか出てこない、ダメな人による子育て物語。
不注意で産んだばかりの子供を死なせてしまった経験があるスナックのママの元へ、風俗嬢仲間だった友達が男の子を置いて消えてしまうという生臭い設定。
作者本来の毒と切なさがブレンドされたなかなかの名作。そしてこの人が描く女性はいつも色っぽい。
ザ・パイレーツのベストを購入。といってもサードまで全曲収録だっちゅーの。
やはりドクロのジャケに反応しちゃった僕。ルックスは少々アレだが、音のほうはパキパキだっちゅーの!