猫というものはああ見えて結構忙しい。
睡眠に人生の時間をたくさん費やすため、起きているあいだに、体をなめたり、爪をといだり、音にいちいち反応したり、虫を追いかけたり、外遊されたり、お食事をされたり、ボンネットに乗ったり、コンクリートに転がったりして、さらにはその多忙をぬって人間のお相手をして頂いているのである。そら忙しい。
またたびというのは実はやっぱり麻薬であるらしく、特に外に出たりする猫は酩酊状態で事故にあったりすることも少なくないようだ。
うちの社長にはまったく効きませんが。
そんなもんでラリってるひまがあるなら、爪をといだり音にいちいち反応したり虫を追いかけたりしていればいいじゃないか、ということなのであろう。忙殺されているのである。
あるいは、何かに守られているのであろうかにゃん?
犬猫用の「肛門隠しグッズ」なる商品がある。
売り文句は「あなたのペットは無防備な後ろを見られて恥ずかしい思
いをしていませんか?」ということらしいんだが、まあ、してねえよな?
生き物なんだから、アナルも込み込みである。
人間のアナルには興味がないのだが(お好きな方もいるとは思いますが)、ピンとしっぽが立った時に見える菊門は「ちょっとカッコいい」と思う。
昭和のポルノ映画は、挿入部分に不自然に「花瓶」なんかが置かれたりなんかして、一応それがモザイク的な役割を果たしていたのだが、この「アナル蓋」も、それに近いマヌケさがある。
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