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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

すうさい堂は閉店しました。17年間ありがとうございました。

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夏だから、レゲエ(・・・嘘くせえ)



レゲエというものが基本的に苦手で、ボブ・マーリーでもカラッとしたものは聴けるのだけど「ワン・ラブ」とか歌われてもちょっとなあ、「ノーウーマンノークライ」の合唱もアレだなあ、なんて感じである。スカのチンピラっぽさはカッコいいと思うのだが。
例外はスティール・パルスで、二枚しか持っていないが、ブリティッシュ・レゲエ特有の「ひゃっこさ」は気持ちがいい。
『クー・クラックス・クラン』というヒット曲があるのだが、テーマのきわどさもさることながら、ライブではkkkの定番衣装「白装束の三角帽子」を着たダンサーが踊っているという演出をしていたりする。さすがパンクと共闘していただけのことはある。

日本ならば「ミュート・ビート」。名匠・小玉和文氏も在籍したレゲエ・ダブ・バンド。
実は売ろうと思って仕入れたのだが店主が気に入ってしまい、私物行きになりました。
アマゾンではセカンド『ラヴァーズ・ロック』がプレミアなのだが、ひとつ安く出ていたので購入してしまいました。
80年代は完全にスルーしていたのであった。ビートパンクやらハードコアが全盛の時代において、あまりにも大人っぽかったんである。
全編クールなインスト。インストバンドはアジテーター的なメンバーがいると近づきやすくなったりするものだが、彼らはそういうフェイク一切なし。
コドモパンクがどんちゃかやっているのを横目に、メジャーから妥協無しのオリジナルアルバムを三枚発表。
驚いたのは、87から89年の作品ということ。ボウイ全盛イカ天直前という、ロックがもっともスナックに近かった時代である。ちなみに自分はこの辺のバンド、ほとんど聴けません。
80年代後半に彼らの音の先鋭さはちょっと凄いと思う。あの時代にもっとも尖っていた音楽はJAGATARAでもハードコアパンクでもなく、ミュート・ビートだったんである。
原発の煙のジャケットが目を引くセカンドはインパクトがあるが(この頃、反原発ブームがあった)、そういうメッセージを受け取るにしても流すにしても、アルバムは三枚とも同じように強靭。
ということをつい最近になって理解し始めたら、ベーシストの松永孝義氏が亡くなられた。享年54才。
この人のタメの効いたベースプレイはめちゃめちゃカッコいい。ミュートのオリジナルアルバムは廃盤だが、ベストは購入できるはず。できれば三枚とも再発して欲しいと思う。(しかし、知り合いのクラブ経営者にソックリです)
http://www.youtube.com/watch?v=EbpDiVxaq0M

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