じぇじぇじぇ!と今年の流行語を駆使してみせるトレンディな感性の僕ですが、今年の営業は本日で終了。
もはや年末も正月も何のワクワク感もなく、どちらかというとメソメソしている。昔から正月って得意じゃなかったし、実家ではすることがなくだらだら見続けているテレビの躁状態にも疲れ果てる。
飲んだりしているだろうと言われても、一年で380日くらいは飲んでるので、あんまし関係ない。
動画サイトにアクセスして最近はよく『深夜食堂』を見ている。原作マンガも好きなんである。
メニューのタコ足ウィンナーとか、バターライスとか、ソーズ焼きそば目玉焼き乗せとか、サッポロ一番とか、心から食いたいものばっかり。
ベタベタな展開だが、小林薫のマスターがえらくはまってる。「うちで、メシ、食ってくかい?」。
泣きながらモノを食うシーンが多い。どういうわけだかそんな場面が琴線に触れるようで、飲みながら三本ばかり続けて見るとこっちもメソメソしてくる。
先週は休みを変更して、このブログがきっかけでうちに来てもらったことがある東中神の『中神書林』さんが閉店するとのことなので、挨拶に伺う。
昔ながらの古本屋、という風情。力尽きまして、と笑う店主さんにコンビニで買ったワインを渡す。
店をやめる、という決断はすごいと思う。すうさい堂は来年更新。やめる勇気がないんである。やめる気骨と続けるヘタレ。
うちの棚を眺めると、よくこんなもんばっかり集めたな、と思う。まるきり実人性の役に立たない書籍たち。
とはいえ、こういった文化がもしなかったとしたら自分は何を拠り所にしていけばいいのだろう?とか考えるとゾッとする。
Jポップとベストセラーと血の出ないアクション映画だけじゃ、生きていけないです。
それはともかく、均一本にでも使ってくれと、大量のマンガとワンカップを頂く。
帰りしな、ここまで足を伸ばすことももうなかろうと、地元の「タンメン屋」でタンメン頼む。家系とか背油とかはまず自分から食べないので、なんだかしみじみする。
電車の到着時間が微妙に長いわ寒いわで、ホームでもらったワンカップ飲んでしまう。少しメソメソする。
オーナーから着信があったので、高円寺4THへ寄る。立川で購入した70年代の中島みゆきをかけてもらいながら飲む。少しメソメソする。
で、日々鬱々と暮らしているかというとそうでもない。別にふつうです。