すうさい堂さんの出稼ぎ先というのがなかなか因業で、常連のヤクザが同業者に捕まって車の中に拉致されていくところを目の当たりにしたり、ばーさんがデザートケースに荒塩を盛ったりアイスの中に生花をほうりこんだり、それを捨てようとしたら「呪われるー!!」と大騒ぎしたり、ばーさんが何かを店員に頼んだが断られたので、「 セックスしなくていい!! 」っていう粋な捨て台詞を残して去ったり、ばーさんがなぜか「あたしここのオーナーなの」とのたまったって色々ゴネたり、ばーさんが急に「こあせさん(あっしの名前)、よんせんえんちょうだい、よんせんえん」と投資をもちかけたり(すべて同一人物)、ちょっと親父とトラブったもんでレシートに連絡先を書いてもらったら「JALユニセフUSAアメリカetc」と紙がみるみる真っ黒になった挙句(電波文書作成の実況中継)、袋を忘れて行ったので中を見たら大量の旅行のパンフと財布の中にはキャバクラのショップカードが一枚だけ入ってたり、トイレを汚す人ってのはいるもんですがユーチューブならぬマイチューブから出た絵の具で壁に「ペイント」したアーチストがいたり(ストーンズ風に言えば『茶色くぬれ!』※店長の娘さんが泣きながら掃除してました)、消息不明になったバイトがいたり、日本語めちゃめちゃあやしいモンゴル人の女子を雇っちゃったりと、思い起こせばなかなかしっちゃかめっちゃかであります。
しかしながら先日は「真打登場」というかビッグサマーイベントな事件がありまして。
60くらいのばーさんなんだけど見た目が完全にあやしい。
厚手の上着を脱ぐと下はワイシャツ一枚。しかもノーブラ。片手にはヴィトンのバッグ。
若い娘っ子が彼氏の家に泊まった際に着たりするのは風情かもしらんが、目の前にいらっしゃるのは狂ったご婦人。
で、意味不明の言葉をぼやきながら店内を一時間以上徘徊。
結局帰んないもんで警察を呼ぶ。
なぜかスリッパと「東京名所案内」みたいな雑誌を買おうとしたのだが、まともなお金がなくて、記念硬貨で清算しようとして、その硬貨の由来をお巡りさんにひとしきり。
にっちもさっちもいかなくてお巡りさんが「上着脱いだりしてるじゃん」とか言ったら、
『あんた、そんないやらしいこと考えてるの?
あ
た
まお
かしい
んじゃないの???』
と、今年上半期一番の「名言」がキター!!!!
結局交番に連れて行かれたようなのだけど、今年の「夏の思いで」になりそうです。
拾った松ぼっくりにずっとこだわっていたなあ・・・・。
松本人志が狂ったキャラを演じていても、どこか整合性があるので笑いを生むことができる。
しかしリアルな方というのはつまんないわけわからん話をぐるぐる繰り返すのみなので、目の前で聞いていてもそんなに面白いもんではないよ。
しかしながら「我関せず」と、黙々と立ち読みを続けてる連中も、同じくらいイカれてると思った。
夏風邪をひいていおりまして、頭がぼうっとしておりまして、暑いんだか寒いんだかわかんない状態です。ほへ。
すうさい堂は少なからずコレクターズアイテムがあるとは思うのですが、そいうものが売れると主人はうれしいたのしい大好き!な気分になりますんで、この夏はぜひすうさい堂へ。36さんが移転して人通りもめっきり減りました。
ところで自分はコレクターってのをやめて久しい。
収集していたジャンルがある程度集まると飽和状態になって「納得」してしまい、間引いたりまとめて全部売ったりする。
以下これまでにはまったものいろいろ。
『ガロ周辺』『手塚治虫の青年漫画』『80年代インディーズ』
『70年代パンク』『60年代ガレージパンク』『サーフィンミュージック』
『ロカビリー』『ブルースを少々』『江戸川乱歩』『筒井康隆』
『カルトムービー(ほとんどが「つまんない」と結論』
『ホラー映画』『60/70年代和製プログラムピクチャー』『実録やくざ映画』
『アメリカンニューシネマ』『70年代特撮番組』『フィギュア』
『70年代和製ロック&フォーク』『歌謡曲』『カルトGS』
『ドアーズ』『ローリングストーンズ』『RCサクセション(中学生)』『所ジョージ(小学生)』
『ダウンタウン』『ビートたけし』『中島らも』
『70年代少年漫画』『90年代鬼畜カルチャー』
『リリーフランキー』『西原理恵子』『安達哲』
『日野日出志』『楳図かずお』『山岸涼子』
『ルパン三世ファーストシリーズ』etc.
うーん、「文学」がほとんどない。
といったことを思い返してみる風邪っ引きの夏。
古川日出男の新作にも鳴海璃子さんの推薦文が踊っていたりして、すっかり彼女はそっち方面のブランドになったらしい。
例のテレビで、「はっぴいえんど」好き女子ってのはそれでもちらほらいたりするんだが、日本のロックレジェンドでもっとも高名かつ分かりにくい「村八分」まで押してましたからね。
さらに古谷実『シガテラ』が好き、なんて言われた日にゃ、ニッポンそれ系男子は「うおおおおお!!」となりますわな。
サブカル女子としてはかなり上限、いっぱいいっぱいでしょう。
しかしながら基本的にサブカル女子はモテているはずだ、と思う。なんてったって絶対数が少ないから。
ここで勘違いしてはいけないのは、彼女らは決してキモイ男が好きなわけではなく、「イケメンが気持ち悪いこと/狂ったことをしているのが好き」なのだ、ということです。
かまってちゃん・オシリペンペンズ・大森南朋、古くは大槻ケンヂ、大人なら町田康に板尾創路とか。な?
これはオスどもにも言えることで、鳥居みゆきが一時期爆発的人気だったのもまったく同じ構造なわけで、別に糾弾されるようなことではないのだ。
というわけですうさい堂さんとかはスルーされるのだが、ここでがんばってほしいのがご近所の天才、かつ東日本のグズグズキモメン代表・『日本ミュージック』のサンデイまさかり師匠である。
政治家はなにを変えてくれるのか知らんが、こいつに女子が群がるようになったら日本の風景が変わる。と思う。えーと多分。いや、わかんないすけど。・・・・男は自分の発言に責任持っちゃいけねえよ。
で、『日本(にほん○ にっぽん×)ミュージック』の無料デモCDRが好評につき完パケなのだが、次はいつ持ってくんのかね?
「桃屋」のラー油、大人気で品薄状態だそうで。食べたいんだがね。
たぶんこれはCMの怒髪天・増子氏による絶妙な「うまっっ!」の効果が大きいと思う。
グルメレポーターの「くちのなかでとろけてますぅぅぅ」なんてなお仕事に、みんなうんざりしているに違いない。真実は短いセンテンスにしかない。
これで怒髪天がブレイクしたりして。
特にファンてわけでもないんだけど、彼らは他の誰も行かない場所を目指してるバンドということは確かだと思う(多分もうちょっと迎合すればウルフルズやエレカシのような人気者になれる。やんないだろうけども)。
しかし増子さん、よくあんなガニマタで歌えるな、と思う。
普通はできんよ、下半身がガラ空きになるわけだから。うそだと思ったらやってみればよろしい。
かつてのブルーハーツも、今まで誰も曲にしなかったダサいことを歌ったら、時代と見事にリンクして人気者になったが、あれはやはりヒロトとマーシーが「選ばれた民」ということが大きいのだろう。
「あ、こんなダサいこと歌っていいんだ」とブルハに影響されて一般人が作ったものは、やっぱりただ単にダサいのであった。
まあとりあえず日本的にはワールドカップも終わりまして、一応関連した出来事と言えば某所より「サッカー中継するからテレビ貸してくれへん?」との依頼にお応えしてレンタルしましたが、わたしは眠くなっちゃったもんでそのままグウと寝てしまいまして。
結局自分に関係ないものを応援して熱くなる、ということができないんである。
「勝負は負けでいいです」って姿勢なもんで、イベントとしての愛国心も持ってないんで、本当にどでもいいのです。
(永ちゃんや西原理恵子さんには怒られそうだが、逆にそういう人たちは好きなんですね)
「すうさい堂=自殺行為」と捉えると妙に納得できるというか、これを続けてる限りいろんなことが日一日と手遅れになっていく。
最近まわりに資格試験の勉強を始める人がすごく多くて、ガッツあるよなーと思う。
自分は何にもなりたくないし、絶対に選ばれないって知ってるので、日々どうにかやりすごしている。
てかね、ココにいたいんですよ。完全に吉祥寺に囚われた也。
ボーダーのシャツでも着よう。