久々に出張買取した。と言っても目と鼻の先。
何年か前にいしかわじゅんさん宅を訪ねた以来である(あそこんちは表札に「いしかわじゅん」とあるので、すぐわかるぞ)。
今日伺ったのは、大正時代から有るといふ、非常に趣のあるお宅であった。
澁澤、寺山、横尾、水木、幻想文学、ナチものなど30数点。
ごぞンじのように僕は貧乏なので、支払い時には心臓バクバクした。やばい、金無くなった。亡くなった。
本来自分は「まんがって楽しいなあーけらけらけら」という人なので、ずどんとしたコレクションがあると腰が引けるんである。
澁澤とか寺山とか、イメージで語ってますからね、ほんとは。
ライターとかイラストレーターとか、名刺作った者勝ち!という説があるが、一応店もってるんでおれ様は古本屋である。
でもおれが死んだとして、「古書店経営」と認識されるかどうかが不安だ。「アルバイト店員」の方がリアルな気がするんだが。
というわけで自分は駄菓子のような「サブカル屋」が身の丈だわ、と思いました。
別にサブカルって言葉に嫌悪感持ってないしな。「メインじゃないカルチャー」ってことで一見落着しましょう。
まあしかし、これらの本を並べると棚が締まる。アングラな方はチェックされたし。
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