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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

すうさい堂は閉店しました。17年間ありがとうございました。

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悪女だよ!全員集合!



なかなか時間が取れないのだが何とか通っている、阿佐ヶ谷ラピュタ『悪女礼賛~スクリーンの妖花たち』。
http://www.laputa-jp.com/laputa/main/index.html#2
『二匹の雌犬』は以前レビューしたが、それ以降に観たのは『悪の階段』、
『可愛い悪女 殺しの前にくちづけを』、
『果てしなき欲望』、『地獄の饗宴』の4本。

『悪の階段』はベタな展開ながらもまさに和製フィルム・ノワールってやつ。
強奪した四千万を巡る四人の男と一人の女(団怜子)の裏のかきあい。
若い頃の山崎努の悪っぷりがいい。多分、丸尾末広がマンガのモデルに使ってる気がする。
更には悪魔的な匂いをぶんぶん発している西村晃がすごい(知ってるよね?「水戸黄門」さまですよ!)。
『可愛い悪女』は范文雀主演のオトナコドモ映画というか2時間サスペンスというか、要は当時のアイドル映画。
范文雀さんは上戸彩さんに似ていると思う。共演はウルトラセブン変身前のモロボシ・ダンのひと。
『果てしなき欲望』は今村昌平監督作品。
時価六千万のモルヒネを発掘するため、四人の男と一人の女(渡辺美佐子)がトンネルを掘りすすむ話。
殿山泰司のダメオヤジっぷりがいい。渡辺美佐子は初めて観たが、なんとなく椎名林檎っぽい。そしてここにも極悪のキーマン・西村晃。
『地獄の饗宴』は岡本喜八監督。
主演の三橋達也&団怜子は当時の「伊達男」と「いい女」の象徴か。「イケメン」とか「アゲハ」ではない。
(団さんはあまりにも昭和的すぎて、平成においては被る人が見当たらないが)
売春斡旋屋(三橋)が一本のフィルムを現像したことから始まる岡本流ノワールもの。
しかし佐藤慶がヤクザをやると本物にしか見えない。なかなかロッキンなラスト。

まだまだ観たい作品、観れなかった作品もあるが、時間的に厳しくなって参りました。
こういうのを楽しめているうちは大丈夫だと思う。モノクロ画面の豊穣なこと!
上映時間90分、CGもないけど、面白い映画は作れる。
『プライベート・ライアン』観てたら・・・・やっぱり途中で寝た。もう、長い映画キライ。「映画は三倍速!」という立派な意見もあり。
「長い話にオチはない」と中谷彰宏先生も仰っているぜ!
(この人のことはまた後日。ぷぷぷ)

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古本屋らしいことをした

久々に出張買取した。と言っても目と鼻の先。
何年か前にいしかわじゅんさん宅を訪ねた以来である(あそこんちは表札に「いしかわじゅん」とあるので、すぐわかるぞ)。

今日伺ったのは、大正時代から有るといふ、非常に趣のあるお宅であった。
澁澤、寺山、横尾、水木、幻想文学、ナチものなど30数点。
ごぞンじのように僕は貧乏なので、支払い時には心臓バクバクした。やばい、金無くなった。亡くなった。
本来自分は「まんがって楽しいなあーけらけらけら」という人なので、ずどんとしたコレクションがあると腰が引けるんである。
澁澤とか寺山とか、イメージで語ってますからね、ほんとは。
ライターとかイラストレーターとか、名刺作った者勝ち!という説があるが、一応店もってるんでおれ様は古本屋である。
でもおれが死んだとして、「古書店経営」と認識されるかどうかが不安だ。「アルバイト店員」の方がリアルな気がするんだが。
というわけで自分は駄菓子のような「サブカル屋」が身の丈だわ、と思いました。
別にサブカルって言葉に嫌悪感持ってないしな。「メインじゃないカルチャー」ってことで一見落着しましょう。

まあしかし、これらの本を並べると棚が締まる。アングラな方はチェックされたし。

ロックンロール・スウィンドル・イズ・ダイ!

むう。なんとか立ち上げた。
しかし皆様がさくさくと使っているらしいブログの設定さえ、自分には難しい。
なんだかわかんねえ用語がいっぱいだ。世の中天才ばっかでした。つうか、この人(おれです)が「以下」なんだが。
まあ所変わればってやつで、書く時の心構えが違うと言うか、なるほど「絵日記」みたいなブログが咲き乱れとるわけだ。ははん。
(うちの以前の日記なんか、画像もリンクもダメでしたもんね)

少し前に大変おいしい魚料理の店でお昼をしていたら、カレイの煮付けを頼んだサラリーマンが、食べる前に写真撮ってる。
ブログにでも載せんだろ、と思ってたら、食べ進むのと同時進行で何枚も写真撮ってる。
お前は検死官かと。アホかと。うまけりゃ集中して食え。大変下品であった。

「下品」と「普通」の境界線ってのもなかなかムツカシイが、いわゆる世間一般からは下品と言われるものをスタイリッシュに再構成したバンド、『セックス・ピストルズ』の生みの親、悪徳ジャーマネとして名を馳せた、マルコム・マクラレンが死んだ。
ドリフで言えばいかりや長介みたいなもんでしょうか。
そうなるとジョニーは志村けん、グレン・マトロックは荒井注、シドは高木ブーってな立ち位置になる、と思う。
マルコムがいなければ彼らも、古着屋にたむろしてスモールフェイセスあたりをコピーしてた兄ちゃんにすぎなかったわけで、「パンク」というヒントはそれほどグレイトだった。
三大パンクとよく言われるが、ダムドはちょっとコスプレだし、クラッシュは服装からして戦闘的なので、今見るとピストルズ、すごくオシャレだなあと思う。
ああ、初期ジャムが着てた黒スーツは、「紳士服の青山」のバーゲン品みたいだった。

当店のオーナー



黒猫ヂル様(2歳半・♀)であります。改めてご紹介を。
特徴としては「基本的に鳴かない」「にゃあと鳴かない。んん~、とか、ほぁほぁと鳴く」「すりすりしない」「マタタビがまったく効かない」
「スライスかまぼこが大好物」「高飛車である」「うちよりお隣のメキシコ雑貨屋さんが好きである」「ケツがでかい」等であります。
テレビ出演あり(武蔵野ケーブルテレビ「わんにゃん共和国」)。
漫画家・故「ねこぢる」氏より命名。

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