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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

すうさい堂は閉店しました。17年間ありがとうございました。

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ブギーばかりがボランじゃない



マーク・ボランと福山雅治は顔が似ていると思う。
違う点は、ボランは本物のロッカーであったが、福山はロックする才能がまったくない、というところ。
最近よく「ティラノサウルス・レックス」のベストをよく聴いている。「Tレックス」じゃありません、ここんとこ重要。
ボランが「ブギーのアイドル」になる以前に組んだ、基本的にアコギとパーカッションによるデュオ。
特に最初期の音を聴くとすでにカウントダウンがはじまっているというか、これは長生きは無理だわと思わせる、夢うつつな楽曲。http://www.youtube.com/watch?v=8tThs6OWEGI
ヒッピー思想ってのは基本的に「世直し」だと思うのだが、サイケデリックに影響を受けつつ、すでに現世のことなどどうでもよくなっているかのような、そんな音楽。
基本ポップなのにアレンジはとことん奇妙でカルト人気はあったらしいが、開き直ったボランはアコギをエレキに持ち替え、その後の大ブレイクはご存知のとおり。

彼の代表作といえば『スライダー』『電気の武者』と相場が決まっているのだが、正直言ってこの二枚、昔からどうもピンと来ません。シンプル、というか、スッカスカ、じゃないですか?どう?
むしろ著しく評価が低い『ズィンク・アロイと朝焼けの仮面ライダー』『銀河系よりの使者』の、人工甘味料をぶちまけたような変態ポップこそ、グラムロックの真髄。
グラムの連中ってのはケバい外見に反して音はシンプルなのでして、デビッド・ボウイにしても名盤にして代表作の『ジギー・スターダスト』は実際聴いてみると、ほとんどフォーク・ロックである。
(実は次作『アラジン・セイン』のほうが禍々しく実験的だったりする)
「クラッシュは『コンバット・ロック』でしょう」という人がいたって、もちろん良いのだ。
一周したガイドブックは捨てておしまいなさい。

本日は開店前に神田明神に初詣に行ったら「新成人」なる生き物がいた。
自分はそのころ無職で成人式は寝過ごしたし、一緒に行ったまっつん構成員は当然成人式も出ず、大学の卒業式も出ず、高校の卒業式も「二日酔い」で欠席したとのこと。
そしてすうさい堂周辺の「肉彦さん」なる者は、自身の大学の卒業式なのに同じ卒業生に「お父さんお父さん、写真撮って」と言われ、そこでキレればいいのに「ああいいですよー」と、彼らの「集合足元ショット」だけ収めて、カメラを返したという。
現像された彼らの「一生の記念写真」のことを考えると爆笑を禁じえないのだが、こうした判断を瞬時で出来る人間は信用に値すると思う。
インドカレーと名店「まつや」のもりそばを食べて帰りました。

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