当店で「山本直樹とEROTICコミックス」フェアってぇやつを地味にやっております。山本さんはガチで人気があるのですが、もうひとつ動かないそれっぽいのをまとめてみたらいんじゃね?と、画策したわけです。
もっと評価されてもいいんじゃないかと思うくらい面白い短編が並ぶ、すぎむらしんいち『ALL NUDE』や、ビンテージSM劇画・椋陽児の『淫靡邸の美少女』など。
『ショムニ』が有名な安田弘之だが、クールな風俗嬢を描いてどこを切ってもスゲエ名作『ちひろ』とか、おマヌケかつ針の先のようなビミョーなフェティシズムをつっついた『紺野さんと遊ぼう』なんかいいと思います。
脚のラインや顔の表情など、線一本のエロティシズム?描線が似ているのか、なぜか読むたびにか「佐伯俊男」に通じるものを感じるのである。もちろん向こうのほうが百万倍おぞましいんだが、大好きです。原画展をやっていれば是非足を運びたい画家さんの一人である。
店でもアグレマン社の函入り画集(70年)が入荷中です。
なんと「紺野さん」は吉高由里子さん主演の実写版あり。
この人は美人に写ってる場合とそうでない場合の落差が激しくて、時々、もっともヤバい人物画・岸田劉生の『麗子像』そっくりだったりする。
エロだかどうだかは知らんが最近の話ではアレすごいね、切除しておいた自分のちんこ(冷凍保存)を自分で調理して、VIP 席のお客さんに食べさせるっていうイベントをやった絵描きの兄ちゃん。
場所が阿佐ヶ谷ロフトプラスワンってことで、かなり近いところでそんな面妖なイベントが行われていようとは。というか、カニバリズム以外の何者でもないですよ、これ。
やはりこのような過激な催しはタレこまれるようなのだが、食べる方も食べさせる方も納得済みなので、犯罪性は見当たらない。唯一、「食品衛生法」に抵触するんじゃないかと保健所の監査が入ったというのが笑える。「そのモノ」を公の場で見せた場合、わいせつナントカ罪にあたるのではないか、とか。
もはや問題はそういうレベルじゃないと思うんだが、お上が意見できるのはそれくらいしかないっていう、ものすごいエアポケットな企画である。
実際に食してきた人のグルメレポートがありましたが、http://megalodon.jp/2012-0515-1201-37/www.another-tokyo.com/archives/50488451.html見ないほうがいいと思います。
ちなみにこのイベントは「世紀喫食会」なる、とんちの効いたタイトル。なるほどね。「おいちんぼう、ばんざい!」ってのもいいと思ったんだけどね。
なんだかんだで実はほぼ毎日開けているのですが(お遊びに行く余裕がまるでないので)、明日はお休み致します。
そういえば「明日はお休みですか?」って聞くと必ず「オフ!」って答える人がいたんだけど、なんだそりゃ?「アメブロの芸能人」か?
今年の爆音初めは『ピラニア3D』。やはり映画などがブログのネタにしやすい(劇場のバウスまで徒歩1分で行けちゃうし)。
えーとですね、最高であります。ある日突然太古のピラニアが群れになって、はしゃぐおっぱいさん(バカ)やマッチョくん(バカ)を「わーいごはんだー」とむっしゃむっしゃお食べになる、というだけの映画です。
3Dの無駄遣い感も大変結構。
実はこの作品には重厚な教訓があって、それは「ビーチであんまりバカ騒ぎしてると、ピラニアに食べられちゃうゾ!♪」ということである。
ピラニアが男性器を吐き出したりと(不味いからか?)、細かいギャグも混ざっており、悪趣味感もさらに増幅。
おねえさんたちもピラニアに食われて肉塊になるまではしっかりフルヌードを見せてくれるし、テクノどんどこ鳴らしやがって何が「透けTシャツコンテスト」だリア充のあほんだらが、と軽くイラッとした瞬間、スカッとさわやか阿鼻叫喚の地獄図が展開!正義の鉄槌だ!
助かろうとするビーチボーイズ&ガールズを乗せた船が重量オーバーでマストごと転覆して放り出され、ピラニアにとっては「一風堂の替え玉」である。追加メニュー、バクバクいってます。
続編も公開決定。バカの連鎖が止まらない。
90分間楽しめる残酷エンタメ。以上である。それ以上なにが?ほぼ満員御礼。
本日は開店前に『仁義なき戦い・広島死闘編』に足を運ぶ。真昼間からヤクザ映画を鑑賞するという浮世離れ感(っていうかダメ感)。
久々に観てちょっと驚いたのは、セリフが半分近く聞き取れないということ(「爆裂都市」並にわからない)。しかも広島弁なので、だんだんフランス語の映画を字幕なしで観ているような錯覚に陥り、軽くウトウトした。
モノラル録音なので、爆音で再生すると音がダマになるのだろうか。そういえば公式サイトにも「ガレージ爆音」と書いてたな。
そのかわり暴力シーンにおける、「殴る蹴る」「ドスで刺す」「発砲」「叫び声」「断末魔」「哄笑」などの音がダイレクト。
この映画のサウンドトラックは「暴力」だったのだ。もちろん例のテーマ音楽もボトム重厚。
二作目して広能組長(ブンタ)や山守親分(ネコさん)はすっかり端役。カジメイも意外とフツーの役だった。
本作はやはり一匹狼の北大路欣也と、「オンのスイッチしかない」ファンタステックデストロイ暴力マシーンの千葉真一。
特にサニーさんは、煮詰まった顔ばかり並ぶ中、直情的に木刀をぶん回し、銃火器をぶっ放し、嬉々としてリンチするわ、拓ボンを標的に射撃の練習するわで(これ名シーンですね)、ひとり怪気炎をあげる。
彼の「いい女抱いてうまいもん食うために生きとるんじゃないの!」というセリフははっきり聞き取れた。
それにしても鶴田浩二以前のカッコいいヤクザが一人も出てこないし、人間関係や対立関係が分かりづらい。
それでも伝わるヤクザ社会の暴力性とややこしさ、がこのシリーズの魅力なのか。まず一回観ただけじゃ分かんないもんね。
トイレの水を飲むヂル会長の衝撃写真。
なぜか流れる水が好きで、びよんと便座に飛び乗り、手洗いの水を「んまいんまい」と嗜んでおられる。いいんだけど。
スライスかまぼこも相変わらず大好きで、わっしゃわっしゃ喰らいつきます。「はふっはふっ」言ってます。別に熱くないだろっての。
最近は流しに座っていたりする(はみ出しています)。じっとこちらを見ているときは、ごはんが欲しいんである。
で、カリカリを盛ってあげていると急にしらばっくれて「ああらこの男はいったい何をボソボソやっているのかしら、おや外が。外に何かが」といった風情であさっての方向を眺め、一連の所作が終わるとがつがつ食いつくのである。
すかしてやがる。
一度くらいは「いつもありがとうございます」と言ってもらいたいものだが、なにやら猫の鳴き声がちょっとでも日本語っぽく聴こえた日には(「にゃはほーにゃ~」とか)、「ことばをしゃべるニャンコでえす」などと動画サイトなどにアップしてしまいがちなので、それは避けたいところだ。
きゃつはペットなのだろうか?ペット?飼い主?なにかピンと来ない。愛娘?わはははは。猫だっちうの。
主従関係がどうもよくわからない。こっちが傅いている気がする。かしーな。なんでだか勝てない。そんなわけで、あの黒いのを「会長」に見立てると、なんとなく腑に落ちるのである。
ぼちぼち今年もバウスシアター『爆音映画祭』が開催されるのですが、今年のラインナップはなかなか琴線に触れるのであります。去年は「狂った野獣」しか行かなかったからなー。
とりあえず「つまらなかったら金を返す!(なんで?)」とまで言われた『ピラニア3D』は行こうかと。志賀勝とかの「ピラニア軍団」がゾンビ化して襲ってくる映画ではないですよ、ちなみに。
クエンティンくんも痺れた仁義なき戦いの最高作『広島死闘編』。例の「パララ~!」を爆音で浴びたらきっと気持ちよい。
辰兄い等、死んでも別人として生き返る常連ゾンビ陣はもちろん、姐さんカジメイ・予科練帰りのキタキンとキャストも豪華。
そして!画策したり悩んだりと、ヤクザのケツの穴の小ささを描くことに重点を置いたこのシリーズ中、まったく何も考えてないスカッとさわやか暴力装置のサニー千葉!!チバちゃんの豪快な「股間掻き」をスクリーンで!
「1」は劇場含め数回観たが、マカロニウェスタン風の設定が意外と楽しめるのではないかなと思われる『キル・ビルvol2』。「地味」という印象が強くて一回しか観ていないのだった。
(ビル役のデビッド・キャラダインはクローゼットで全裸になり、首を吊りながらオナニーしてたら酸素欠乏で死んだ、とってもロックな72歳!!)
ジプシー音楽も好きなので、『アンダーグラウンド』も気になる。3時間と、ちと長いが。
で、個人的に白眉なのだけど、ロシア製作・ナチの蛮行を描いた『炎628』(DVDがアマゾンでプレミア高騰)と、和製スプラッタとして名高い『怪猫 呪いの沼』(猫さん好きあつまれ!)。
この辺を鑑賞して「どよ~ん」となって帰ってこようかと、思うわけです。
当然ながら、劇場にいる間はお店開いてません。すいません。いっしょにいってくれる人もぼしうちう。
明日は、先日お伝えした吉祥寺の「短編映画祭http://fourthfloor.jp/mainpc.html」選考会です。
自分たちの作品の上映は20時40分くらいになると思います。1ドリンクつき1000円。
結局上映作品は2つということで、かなり緩いイベントになりそうです。
サンデイまさかり(現・日本ミュージック)の貴重な「童貞期」を収めたドキュメント。
女王様にはもちろん、ボンデージ・網タイツ・ピンヒールというマジモードで出演してもらっています。
もうあれから6年もたつのかー。鏡花女王も現在はご結婚され、自分の知る限りでは一児の母となっております。
映画といえばひとつトラウマがあって、多分ヨーロッパのオムニバス映画なのだけど、20年近く前にたまたま深夜に放送していたものを録画していたのである。
その中の一遍に、夫婦が育てられないわが子を小児病棟に捨てに行く話があった。
無事保護され、すやすやとベビーベッドで眠る赤ちゃん。
・・・ただしそこは特殊な病棟で、なんと入院している子供がすべて奇形児!!
そこで終わる、ただそれだけの話なんだが、ラストシーンを見た途端に停止ボタンのスイッチを押してしまい、見返すこともなく消去したので、タイトルや監督など、まったく不明。
恐ろしいのは製作スタッフの態度で、「この水頭症の子は花形だから目立つとこに!」なんて配置などしていたんじゃないかと思うと、まさに鬼畜。
オムニバスなので(張り合っちゃって)観客を驚愕させてやろうとしたのだろうが、驚かせすぎというか、まあとにかくよく作ったよな、と思う。
で何だっけ、明日はすうさい堂チーム製作によるショック映像の上映会があります。・・・・あれ?