「桃屋」のラー油、大人気で品薄状態だそうで。食べたいんだがね。
たぶんこれはCMの怒髪天・増子氏による絶妙な「うまっっ!」の効果が大きいと思う。
グルメレポーターの「くちのなかでとろけてますぅぅぅ」なんてなお仕事に、みんなうんざりしているに違いない。真実は短いセンテンスにしかない。
これで怒髪天がブレイクしたりして。
特にファンてわけでもないんだけど、彼らは他の誰も行かない場所を目指してるバンドということは確かだと思う(多分もうちょっと迎合すればウルフルズやエレカシのような人気者になれる。やんないだろうけども)。
しかし増子さん、よくあんなガニマタで歌えるな、と思う。
普通はできんよ、下半身がガラ空きになるわけだから。うそだと思ったらやってみればよろしい。
かつてのブルーハーツも、今まで誰も曲にしなかったダサいことを歌ったら、時代と見事にリンクして人気者になったが、あれはやはりヒロトとマーシーが「選ばれた民」ということが大きいのだろう。
「あ、こんなダサいこと歌っていいんだ」とブルハに影響されて一般人が作ったものは、やっぱりただ単にダサいのであった。
サムライブルーなんつって盛り上がっていたわが国ですが、なんだかどうも不快なのは、白土三平の影響によるところが大きい。
人殺しの技を磨くために切磋琢磨しているが、実際に自分では何も作らず、お百姓さんからピンハネし、虫けらのごとく殺し、切羽詰ると勝手に腹切って死んじゃう。
『忍者武芸帳 影丸伝(バトル・オブ・ニンジャメン/レジェンド・オブ・シャドウ)』を初めて読んだのは中学に上がる直前くらいだが、いまだに強烈な作品である。
農民たちのレジスタンスをプレゼンするアウトローの忍者・影丸を中心に、仇討ちを生きがいとするサムライマン・城太郎や、僧侶で殺し屋のキラーエリート・無風道人、水棲人間の「岩魚(いわな・フィッシュマン)」、体から電気を発して相手を倒す「しびれ(エレクトロ)」、穴熊の習性を持つ(地面を掘り進む・くっさい屁をこく)「くされ(ランシド)」、亀のように首が引っ込む「蔵六(タートル)」といった影一族(シャドウズ・ファミリー)らが躍動し、ノブナガ・ヒデヨシ・ミツヒデなどの実在の歴史上の人物とからむ。
『カムイ伝』ほどイデオロギー的ではないが、1959年にドロップした、ヴァイオレントでゴアなエヴァーグリーンのエンターテイメント。
結局、差別的な表現抜きではこのような作品は生まれ得ないのである。
片目片腕なんてごろごろ出てくるし、貧乏な農民は武士どもに笑いながら虐殺される。
すべてのページが血なまぐさいけどパワフルで自由。
「眼帯」という悪のアイコンすら見かけなくなった最近の漫画は、やっぱり少々お上品なんじゃないかと思う。
「努力・友情・勝利」のお題目は、とんでもなく重くて不自由な足枷である。
猫というものはああ見えて結構忙しい。
睡眠に人生の時間をたくさん費やすため、起きているあいだに、体をなめたり、爪をといだり、音にいちいち反応したり、虫を追いかけたり、外遊されたり、お食事をされたり、ボンネットに乗ったり、コンクリートに転がったりして、さらにはその多忙をぬって人間のお相手をして頂いているのである。そら忙しい。
またたびというのは実はやっぱり麻薬であるらしく、特に外に出たりする猫は酩酊状態で事故にあったりすることも少なくないようだ。
うちの社長にはまったく効きませんが。
そんなもんでラリってるひまがあるなら、爪をといだり音にいちいち反応したり虫を追いかけたりしていればいいじゃないか、ということなのであろう。忙殺されているのである。
あるいは、何かに守られているのであろうかにゃん?
犬猫用の「肛門隠しグッズ」なる商品がある。
売り文句は「あなたのペットは無防備な後ろを見られて恥ずかしい思
いをしていませんか?」ということらしいんだが、まあ、してねえよな?
生き物なんだから、アナルも込み込みである。
人間のアナルには興味がないのだが(お好きな方もいるとは思いますが)、ピンとしっぽが立った時に見える菊門は「ちょっとカッコいい」と思う。
昭和のポルノ映画は、挿入部分に不自然に「花瓶」なんかが置かれたりなんかして、一応それがモザイク的な役割を果たしていたのだが、この「アナル蓋」も、それに近いマヌケさがある。
まあとりあえず日本的にはワールドカップも終わりまして、一応関連した出来事と言えば某所より「サッカー中継するからテレビ貸してくれへん?」との依頼にお応えしてレンタルしましたが、わたしは眠くなっちゃったもんでそのままグウと寝てしまいまして。
結局自分に関係ないものを応援して熱くなる、ということができないんである。
「勝負は負けでいいです」って姿勢なもんで、イベントとしての愛国心も持ってないんで、本当にどでもいいのです。
(永ちゃんや西原理恵子さんには怒られそうだが、逆にそういう人たちは好きなんですね)
「すうさい堂=自殺行為」と捉えると妙に納得できるというか、これを続けてる限りいろんなことが日一日と手遅れになっていく。
最近まわりに資格試験の勉強を始める人がすごく多くて、ガッツあるよなーと思う。
自分は何にもなりたくないし、絶対に選ばれないって知ってるので、日々どうにかやりすごしている。
てかね、ココにいたいんですよ。完全に吉祥寺に囚われた也。
ボーダーのシャツでも着よう。
どうもさっそくエアコン病のようで、頭はぼーっとするわ鼻は止まらないわで、やな夏の風物詩状態。
光に変えたらいきなりウィルスに感染するわ、ジャンク品のモニターは勝手にフラッシュ画像になるわびしばし落ちるわで、あまり更新に気乗りせんのですが暇なので(前回のブログ書いてるときに2回落ちた)。
すうさい堂も吉祥寺で7年目であります。歴史を紐解く。
■明大前時代(たぶん2001~)
いきなり明大~代田橋の中間あたりの住宅街に出現。ほぼシカトされる日々。
それでもチカヒロナオヤ等第一期メンバーとのつるむ場となる。最近は疎遠なのでかまってちゃん。
■吉祥寺移転(2003~)
先代の雑貨屋さん(イラストレーターのたごもりのりこさん)が閉店するということなので、そのまま「ジャルダン吉祥寺」にスライド。
一周年記念はアップリンクファクトリー(神南時代)を借り切ってオールのイベントを施行。
吉祥寺NPO「キスカフェ」と懇意になってイベント『バリヤバい映像の夕べ』を仕切る。
実はこの時期、ネカマのバイトをやってみたが性に合わず欝になったりいろいろあって、精神的に一番グチャグチャしていたのであった。
■バリヤバ時代(2005~)
常連さんにもなかなか面白い連中がいることに気づき、文化祭みたいなものをやってみましょうということで場所をクラブ「warszawa/fourth floor」に移し、『バリヤバい視聴覚教室』を開催。
一回目の出し物の一部「衝撃の睾丸切開プレイ」は恐怖と爆笑と賞賛とドン引きを同時に得る。このイベントは10回続く。トーシロDJなんかも始める。
この時期に知り合ったみなさん(シーチキン大塚・蒲鉾・ポーキーラモーン・サンデイまさかりなど。なんつー名前たちだ)とは、いまだにつかず離れずという感じで、続いております。
この辺からぽつぽつ雑誌の取材が来るようになるが、やっぱりうまくいかんので店をシェアすることを決断。
■「IGGY」時代(2006~)
半分を古着売り娘たちに提供したものの、ドン引きするほどのセンスの悪さで飾り立てやがって、店内は醜酸を極めた。
ヴィレッジヴァンガードみたいな線を狙ってたんですけどね・・。
屋号は「イギーポップ」から。ごめんなさい。(ちなみに連中には通じなかった)
時間は自由になったものの、すうさんは再び欝とストレスの日々。相手方と顔も合わせなきゃ口もきかない。
ジャルダン内に空きが出たので、うまいこと言いくるめて半年で追い出す。
(今はつぶれて影も形もないが。佐藤って女は激レアもんの性格の悪さであった。コンビニのビニール袋を顔にかぶせられたまま中出しされて死ねばいいと思う)
■すうさい堂復活(2007~)
すっかり開き直って帰って参りました。
間接照明にしたり、半分は面出しコーナーにしたり、点数は少なくしても絞るとかして、「洗練されたおとなの空間」!怪我の功名。
最高に爆笑の取れる相方・肉彦さんもこの辺から(「すうさい堂と肉彦さん」としてたま~に営業)。
みんなのアイドルにしてすうさい堂のアイコン(代表)・黒猫『ヂル』がやってくる。営業日が週4日になる。
近ごろ私たちはいい感じに安定しているようだが、結局どーにもこーにもカツカツである。
最近はたまに、アジア人みたいな兄ちゃんが店番をしていることがある。
つづく。