忍者ブログ

すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

【すうさい堂最新情報/極私的ツイッタァ】 ■■ 10月13日(金)13時より移転オープンしました。セール中につき1000円以上お買い上げで20%オフ(11/12更新)、100円均一本はすべて半額です。■吉祥寺本町1-29-5 サンスクエア吉祥寺201 ■0422-27-2549

パンクとガレージパンク



二年前に更新費用を作るためごっそりCDを売ったが、またいつの間にか増えている。
中古屋で投売りされているとつい買いなおしてしまうんである。昔持ってたやつを。
というわけで内容は熟知しているので買って外す、ということはまずない。
新しい音楽に興味がないのでフジロックのメンツがさっぱりわからない。ライブ自体あんま興味なくなったし。
まともにライブを観たのは個人的に伝説のハーピスト&ボーカリストであるところの、震災直後のルー・ルイスだけ。
この時期に来日公演を行ったのはシンディ・ローパーとジェーン・バーキンと郵便局強盗の前科持ちで現役ドラッグ・ディーラーであるらしいルー兄貴のみ。ちなみに再来日も予定されていたのだが、過去の犯罪暦がバレた様子で、キャンセルになってしまった。というわけで2011年が本当に伝説の来日となった。
ブルースも漁るとかなり安い。研究者じゃないので聴ければ何でもいいのである。通行人から言わせて貰えばハウリン・ウルフなる「キンコング対ゴジラ」のゴジラに似た親父の出す音が一番怪しくてカッコいい。
「吠える狼」とか「泥水」とか「猟犬」とか「絶叫ホーキンス」とかのドキュンネームなブルースマンに外れなし。

で、このジャンルはあんまりもういいや、なのがガレージパンクである。
専門は70年代のパンクなのだが、研究の結果「77年のパンクバンドの音はほとんどパブロックである。当時パンクのサウンドを奏でていた有名どころはダムドだけである」との結論が出ました。
みんなまったり。そこが好きなんだけど。ピストルズなんかも「決して曲のスピードを上げて走らせなかった」安定のドラマー、ポール・クックの功績も大きいと思う。
「70’s PUNK」の重要な点は様々なジャンルと融合して数年間、ロックンロールを尖ったものとして音楽業界を震撼させたこと。
パンク+スカ=スペシャルズ、パンク+レゲエ=ポリス、パンク+ロカビリー=ストレイ・キャッツ、パンク+ファンク=コントーションズ、パンク+ジャズ=ラウンジ・リザース、パンク+テクノ=ディーヴォ、パンク+オールディーズ=B-52’sなどなどなど。さまざまな生物と融合して進化する、原作デビルマンの「デーモン族」のようなものか(これはいい例えですよ!)
80年代MTV世代なのだが、チャートに入ってるロックってやつを聴いても、どうにも「ギターの音が小さい」。エイティーズ独特のひゃらひゃらしたキーボードの音もいまだに馴染めず、といったところで「宝島」経由でパンクロックってものに出会い、人生で必要なものはすべてパンクから学んだ。文学なんて知らんよ。でも当然ながら一度飽きて、おっさんになってまた戻ってきた。昔なら「ぬるい」などと言ってスルーしたであろうヴァイブレイターズ、アドヴァーツ、ザ・ボーイズ、バズコックスなんかもいま聴けば「ああ名人芸~」。
クラッシュにおける三枚組の問題作『サンディニスタ!』も二十年ぶりに聴いたのだけど、イイんですよねこれが。
とにかくファンクやラテンやダブなど「クラッシュにまったく求められていない曲」しか収められていない、ってのが凄い。当時のストラマーたちの「でも、やるんだよ!」度がマックスだったのだろう。
バンドとレコード会社との契約の条件が「あんまり儲け出すな!」だったというのも前代未聞。
それからセカンドに収録されている、ミック・ジョーンズがうたう甘酸っぱいナンバー『ステイ・フリー』が最高だ。
誰も書かないから書いたった。パンク・バラッドの名作『オール・ザ・ヤング・パンクス』も!

で、ルーツを探ると「ガレージ・パンク」ってやつに行き着くのだが、これは「そういえば60年代にも喧しいバンドがおりました」ってなことになるのだろうけど、本質的にパンクなのはストゥージズやヴェルヴェッツあたりだけなんじゃないかと思う。
大概のガレージバンドってのはちょっと卑猥なことを馬鹿でかい音量で叫んでいたようなもんだと思うので、自分たちがパンクロッカーであるという自覚はない。これパンクとの大きな違い。パンクはなにはともあれ「自覚」である。
それはそれでキュートでワイルドで素敵なのだが、パンクが探れば探るほど意外と「深い」ことに対し、ガレージパンクは「頭打ち」である。ローカル州のコンピなんかを聴いてみると絶妙にヘタクソなナンバーの乱れ打ちだったりするんで、そのうち飽きてきた。結局、入り口で聴いた「ソニックス」とか「トラッシュメン」とか「プリティ・シングス」、『サーフィン・バード』etcが強烈だったコンピ「ROCKABILLY  PSYCHOSIS&GARAGE DISEASE」Iあたりが一番カッコいいんじゃないかな?って感じで、ガレージマニアにはなれなかったのでした。
でも中には突出した一曲ってのがあって、ザ・クワイヤの『イッツ・コールド・アウトサイド』ってのが泣きのパンク・バラッド・クラシック最高峰。これが聴きたくて「ペブルスvol2」買いなおしたもんな(安かったから)。

http://www.youtube.com/watch?v=AEErTyBgH9M
(また最近何かの不都合でリンクが飛ばず~)
PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

Copyright © すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]

管理人限定

カレンダー

10 2017/11 12
S M T W T F S
1 2 3 4
6 7 8 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

フリーエリア

最新コメント

[07/02 ポーキー THE ピラニアのロレンス]
[06/21 すうさい堂]
[06/21 美澄]
[06/04 すうさい堂]
[06/02 nene0716]

最新トラックバック

プロフィール

HN:
すうさい堂主人
性別:
男性
職業:
古本すうさい堂
自己紹介:
自称「吉祥寺の盲腸」、すうさい堂のだらだらした日常の綴り。
本を読むという行為は隠微なこと、悪いことを覚えるためのモノ。

180-0004
武蔵野市吉祥寺本町1-29-5
サンスクエア吉祥寺201

0422-27-2549

(2017年10月より移転しました)

【営業時間】
月・木・金・土・日・祝日/13時~20時
【定休日】
火曜・水耀

東京都公安委員会許可304420105129号

メールはこちらまで suicidou@ybb.ne.jp

バーコード

ブログ内検索

カウンター

忍者アナライズ