忍者ブログ

すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

すうさい堂は閉店しました。17年間ありがとうございました。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

嘗てそういう人が居ました

『プリンツ21』という雑誌の忌野清志郎特集を買い取りした。
この本自体が品切れだし、80ページに及ぶ特集なのでファンにはたまらないんでしょうが、こういうのを読むと「かつては好きでした」という思いが強くなる。
膨大なディスコグラフィの中でも、本当に好きだったのは80年ごろの『BLUE 』まで。
いわゆる「RCらしさ」から逸脱を始めたあたりから、もうひとつ輪郭がぼやけてきた。と思ってる。
しまいには「パパの歌」やらで、なんで「ロックロール・ショー」や「あきれて物も言えない」「いい事ばかりはありゃしない」「君が僕を知ってる」なんかを歌ってた最高のブルースマンがこれなんだ?という思いがいまだに消えない。
シンパは「人間味があっていいじゃない!」と言うのだろうけど、自分はロッカーはバケモノ・キワモノ・サイコ野郎でいいと思ってる(というか、それを演じてほしい)。泣き言を歌うなら女に関してだけでいい。人間味よりケレン味である。
お年を召して「お化粧のノリが悪くなっていった」のも離れた大きな理由。
ルックスは重要。少なくとも見かけがどうでもいいのは好きになれない。
「見かけだけでどんなことやってるのか分かっちゃう」のは確かにつまらないかも知れないけど、同時にそれはとてもクールな態度でもある。
おっさんとしてはやはり、「かまってちゃん」に肩入れは出来ないんである。

とか書いてるけど、フォーク時代の『楽しい夕べに』なんて激しさと叙情が同居した名盤だし、私生活や経済的には最悪の状態で録音され、あっという間に廃盤になった『シングルマン』の切羽詰った空気は、他とは替えのきかないものである。
CDもだいぶボロボロになっちまったが、20年以上ずっと手元にある。
自分にとっての清志郎はそこにいる。命日も忘れちゃったが、別に何の問題もない。

PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

Trackback

この記事にトラックバックする

Copyright © すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]

管理人限定

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

フリーエリア

最新コメント

[07/02 ポーキー THE ピラニアのロレンス]
[06/21 すうさい堂]
[06/21 美澄]
[06/04 すうさい堂]
[06/02 nene0716]

最新トラックバック

プロフィール

HN:
すうさい堂主人
性別:
男性
職業:
古本すうさい堂
自己紹介:



メールはこちらまで suicidou@ybb.ne.jp

バーコード

ブログ内検索

カウンター

忍者アナライズ