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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

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WATCH OUT vol.15に、掲載予定だった、コラム



吉祥寺さん、いい加減 あなたの顔を忘れたい。♯10


ルー・リード氏がお亡くなりになりました。某中古CD屋では軒並み、彼の在庫が消えています。
ルーとイギーとボランを知らないロックファンはモグリってなもんで、
おう八っつぁん、何かお勧めを教えてくれよ?
そうだな、これなんかどうだい『メタルマシンミュージック』。
ありがとうよさっそく聴いてみっか、
うわーなんだこりゃ雑音がピーピー鳴ってるだけじゃねえか騙しやがったな八の野郎。
ははははは熊の驚いた顔が目に浮かぶな。ざま見やがれあん畜生。
死んでからルーと向き合おうなんざ片腹痛い。
やっぱり定番は『トランスフォーマー』に『ブルーマスク』かぁ?
このジャケの人間とは思えない面構え最高だな。
『警鐘』『死の舞踏』『レジェンダリーハーツ』『ロックンロールハート』も忘れちゃいけねぇよ。
聴きながら飲むとくいくい酒が進むってなもんだこん畜生め。
はああ。ちんとんしゃん。ちんとんしゃん。

さて、追悼ということで急遽、吉祥寺のバウスシアターがルー・リードの特集上映を組みました。
この辺の対応の早さが吉祥寺らしいところで、新宿や池袋の映画館じゃこのような機敏な動きは見せてくれません。
自分は2006年製作の『ベルリン』を観に行きました。
バンドを基本として、合唱団や弦楽隊と共に彼が演奏を封印していたアルバム・『ベルリン』全曲をライブで再現した作品。
辛辣な詞をTシャツにジーンズというラフな格好で浪々と歌う老境のルー・リードは「カジュアルな悪魔」。
爆音上映であり、歌詞を流しながらの上映でしたので、初めてあのアルバムの全体像が掴めた気がします。
若い頃は実に爬虫類的な、ヤモリのようなぬめぬめとした美しさを持っていたルーですが、年をとって皺も体重も増えたスクリーンの彼は、ガラパゴスオオトカゲといった風情でした。

とにかく作品数が多く、遺作はメタリカとのコラボでしたっけ?自分は未聴ですが。
ベストアルバムを一枚挙げよと言われるととなかなか難しいところですが、
今の気分ではヴェルヴェット・アンダーグラウンド『1969LIVE 』vol.1。
VU解散直前のライブ盤。どういうわけかパンチラのジャケット。
初期の激しさはありませんが、ぬるりとしたテンションのダルな演奏は、
確実にロックンロールの(裏)歴史に刻まれる音。
ベストテイクは、ルー歌唱による『ファム・ファタール』でしょうか。
オリジナルのニコ・ヴァージョンとはまた違う「ひゃっこい美しさ」があります。

ワイルドサイドを歩け。走れじゃないところがいい。
自分なんかは辛うじて「ワイルドサイドに足湯」って感じ。パチャパチャと。
ところで甲斐バンドに、「walk on the wild side」の曲もアレンジもまるまるパクった『新宿』という曲があります。
カヴァーじゃん!ってなくらいの、堂々たるパクリっぷりはなかなか見事なもんでした。







(※しばらく迷っていましたが、没にする必要性もないと判断し、こちらにアップしました)

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