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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

すうさい堂は閉店しました。17年間ありがとうございました。

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思ふこと。

ルー・ルイス師範代の初日公演、無事終了。最前列で見てやった。
声が出ているとは言い難かったが、ハープはやっぱりキラーであった。余は満足である。
意外と小柄なおっさんで、横山剣さんのようでした。元エディ&ホット・ロッズにドクター・フィールグッドのメンバーを従え、バンド的にもイケイケでした。開演前のSEが気持ちよい。パンクはブルースと同じくらい切実な音楽である。
(CDを大量に売り払ったあとだったので、少し切なかった)
この調子で高円寺、飛んで北九州(だっけかな)まで行くらしい。無事にツアーが終了することを望む。
帰りしな、なにかいけないもの★が見つかっても「もう、いいからアンタたち帰んな!」と、スルーされると思う。

それにしても。
無事だった我々ができるもっとも有効な手段は、経済活動をキチンと回すことである。
財布に余裕のある人はむしろ、普段より贅沢をしてもいいんじゃないかと思う。
わしも踏ん張る。不謹慎な屋号も変えねえ。それが元の生活だから。
こうなるとダークな表現活動をする因果者たちは多少自粛せざるを得ないとは思うが、世の中がもどりつつある時期になれば、またはめを外せばいいんである。
ラジオから流れるのはジェイポップの応援歌。たしかにこんな時期だし説得力もある。
ただ、それだけになっちまうとちょっと困る。ポジとネガの分量は最低、7対3くらいじゃないとな。
ダークな表現は世の中が平和だからこそ出来るんだと思う。自称鬼畜の故・村崎百郎氏は、実は平和のアイコンだったのだ。鳩みたいなもんだ。
有名どころではミッシェル・ガン・エレファントに『世界の終わり』という曲があるが、あの内容を歌えるってことが実はピースな証拠。だって、それがロックンロールの世界観だったはずじゃん?
個人的には、ゾンビメイクでぶっとばしてるようなバンドには、いま現在もかっとばしてやればいいと思う。だってそれが彼らの「日常」じゃん。
はやくまた「ダメダメな日本」に戻ってほしいっすよ。ふう。

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うらああああああああああああああああああ!!!!

ういす!ヂル会長は元気です!
日本がとんでもないことになっている故、「鋼鉄おぼこ」をはじめとして公演を飛ばすミュージシャンが続発しているが、賢明な判断だと思います。
そんな中「地震?関係あるかい!」と大英帝国の極道・『ルー・ルイス・バンド』のライブが今夜7時「下北沢・ガーデン」にて決行される。
やはり一本スジの通ったワルなのか、本当に頭が悪いのか?
招聘元・ビニールジャパンの社長がつきっきりでエスコートしているらしい。
(目を離すとすぐいけないことをやっちゃうからなんだろう)
落ちてる場合じゃねーぞ!ルー兄貴のブルースハープでバッドピープル・パワーを!
買いだめはやめとけよ!そして、すうさい堂も続く!!

すっかり静かになっているジャルダン村ですが、3連休は皆さんオープンするのではないでしょうか?もちろんウチも。
snsサイトに復帰も考え中(さすがにこの時期、誰の情報もわからんのはキツイ)。

バッドシティのメニンブラック



パソコンが壊れていた間なにをしていたかというと、『探偵物語』を全話鑑賞していたのであった。
180cmを越える大男が黒スーツにカラーシャツ、ヘルメットのかわりにソフト帽でべスパに跨り疾走する姿は今の目から見ればいささかファンタジー的であるが、カッコいいとはこのような事象を指す。
この工藤俊作コスプレは出来なくても、コーヒーに凝ったり、シェリー酒飲んだり、アイマスクつけて寝たり等の小技に影響されたファンは多いんじゃないだろうか。そして全国の工藤姓をもつ男が「工藤ちゃん」と呼ばれることになるのである。
(「純喫茶『探偵物語』」なんて店を開いちゃったりした人もいたんじゃないか?)
松田優作のような役者が、どうやら日本から消えて久しい。
まずこの人はこわい。身長がこわい。顔がこわい。声がこわい。ビルドアップされた肉体がこわい。交友関係がこわい(裕也さん、石橋稜とか)。クイズ番組のパネラーとかやんないのがこわい。
しかし、この工藤ちゃんとしての優作は、成田ミッキーオ・山西道広の刑事コンビをはじめ、倍賞「マサコちゃん」美津子、緑魔子、中島ゆたか、石橋蓮司、岸田森、氾文雀、優作嫁、ジョー山中、水谷豊などの「優作まんだら」な人々と、一本筋の入ったおちゃらけを貫いている。
一番すごいのは、ほぼコント仕様の「イレズミ者(そういう役名なんだよな・・・)」と、仕事を依頼するために、刑事コンビが工藤ちゃんを接待した警視庁内の接待部屋で、ライトアップされた桜田門をバックに婦警さんがストリップをおっぱじめるシーンである。よくこんなの放送できたよな、と思う。

この作品はディープなファンが山ほどいるだろうから自分などが偉そうに書ける立場じゃないのだが、ひとこと言いたいのは「真ん中とばして最終回だけ観るなよ!」ってことですね。
すべての「軽さ」はこの最終話のためにあるのだ。優作氏も「工藤ちゃんの最期」を常に頭に置いて、毎回繰り返される悪ノリを演じていたはずである。「続編」など最初から考えていない。
自分はすっかり御悔みの気分になり、DVDをすべて観終わったあと、お香を炊いて工藤ちゃんを追悼した。

吉祥寺地獄変

いやージャンクパソコンが壊れて、またエーケービーまでジャンク買いに行ってなんとか復旧(本当はそうでもない)。この金のない時期にしっかり起動しなくなるところが素晴らしいね。しかしあの街は頭からなんか生やした女子が多い。
7日から13日は一週間きっちり開けます。水曜は若干遅れるかも。金がない金がない。日銭をちゃんと拾わんといかん。電気も電話も携帯料金も払ってない。
14から18はかなりグチャグチャになると思われ。すまそ。192021(祝)は開けますが。
次の週より木曜定休、他の日は開ける予定でおります。帰ってきたぜっ。さらに居眠りするぜっ。
四月にやってくる大恐慌に向けて手持ちのCD等を今年もブットバします。さていくらになるか。
金がない。というのはマジ事実ではあるが、ちゃんと飯も食えるし酒も飲めるし猫もいるし命もある。ありがたいことでございます。今回「協賛金」をカンパして頂いた方々、マジ感謝祭でございます。

ところでここから先の文章は「グロ注意」なのだが、先日吉祥寺でなかなか阿鼻叫喚な事故が起こったらしい。
丸井の前の横断歩道を赤信号無視で飛び出してきた二人がいて、一人は撥ねられたのちに動けなくなっているがまだ生きている状態で、その上をさらに車が足から頭まで轢いていって、骨が潰される音がバキバキと響き渡ったらしい。車はそのままバスに激突!気が動転したドライバーが急ブレーキを離したのではないかとのこと。
なんつうか、轢いたほうも見てしまったほうも発狂しそうな地獄。日野日出志級。
轢かれた人の苦痛たるやどれほどのもんかと(ぺっちゃんこ・・・・)。
といった内容をわざわざ「目撃者であるオトンから来たメールを転送」してくれた女子がいたので、こちらも悪趣味のリレーをやってみたわけである。
やはり交通ルールは大事です。よいこは守ったほうがいいよ。なにもわざわざそんなに苦しい死にかたする必要はないよ。てことを言いたいdeath。


刹那と書いてパンクと読む

http://www.youtube.com/watch?v=EZ94Pl2TnEg
一部で話題になってるガールズパンク、『日本マドンナ』。ドラムは現役女子高生とのこと。
ようつべのコメント欄がすごいことに。
これだけ否定的な感情を呼び起こしクリックされているということは、パンクバンドとしてなかなか大したもんです。自分らの世界だけでアンチを掲げてぎゃーぎゃーやってるだけのパンクは大して面白くないもんだ。
しっかり世間からもアンチテーゼとして認められてきた奴らが、「立派な先輩」である。
80年代に関西から『赤痢』が登場してきた時の感覚に少し似ているが、あちらはヤンキー上がり、このマドンナちゃんは大変かわいらしい。特にナプキンをばら撒いてるときの、ギター女子の笑顔がかわいい。
で、演奏もうまいと思う。オールドスクールのパンクの中でもコンピでしか聴けないような、ロウな感触。自然に身につけたとしたら結構すごいことだ。マニアなのかな?
自分は基本的にパンクを下手だと思って聴いたことがない。
ダムドなんか最初から達者だし、クラッシュの「美メロや言いたいことは山ほどあるが演奏力がついて来てない」ファーストのヒリヒリ感、そしてブートで聴けるグレンさん在籍時のピストルズのライブなんか、実にソリッドでカッコいい音であります。
で、このpv、画面の右端に手話で歌詞を伝えてるおばさんがいるじゃないですか。
健常者はほとんど「生理!」くらいしか聴き取れないが、手話が読める人には完璧に伝わってるという逆転の発想が面白いと思う。
パンクが本当に棘々しく輝いているのは、実は一瞬である。彼女らも今が旬なのかも知れない。
「村上春樹つまらない」とか歌ってますな。これ、「水島ヒロ」とかじゃダメなんだよな。いいじゃん。石原慎太郎に噛みつくよりよっぽどセンスがある(ここをつっついてみたところで、今さら誰の逆鱗に触れることもないんだよ)。

先ほど居眠りこきましたら、『すうさい堂をダサい女子の雑貨屋に乗っ取られ、怒りのあまりそこいらへんの品物をぶちまけ店内を破壊する』夢を見ました。我ながらびっくりした・・・・。

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