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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

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年の瀬に亜無亜危異



クリスマスムードもたけなわでありましてようござんすな、というわけで全く関係のないことを書く。
以前から欲しかったCDを購入したんである。『アナーキー・ライブ1994』。廃盤だがプレミアはついてなかった。
アナーキー94年の再結成ライブ。動画サイトで見たときからカッコいいと思って、欲しかったのさ。
バンドの再結成モノとしては世界一じゃないかってぇくらいイカしてる。そして和製パンクの名盤として、ザ・スターリン『STOP JAP NAKED』、フリクション『軋轢(リマスター版)』と並んで殿堂入りである。
ファーストのガリガリに痩せた音も最高だが、非常にぶっとい、実力派ロックバンドによる演奏。
しかも歌詞はガキの時分に作ったものを歌う。そこがいい。
そもそも彼らの詞は当時としてはかなり過激であったので、ブザーで消されたり、現在流通しているCDでは丸ごとカットされたりしている。
代表的なのがクラッシュのカヴァー『東京イズバーニング』で、これはやんごとなきお方を批判した曲。
といっても暴走族/ヤンキーの不良感覚で捉えているので「ただめし食ってのうのうと/ぼっちゃま育ちのモヤシ野郎/何が日本の象徴だ/何にもしねえでふざけんな」といったお粗末な内容。
(実際、ジジイになっても晒されて、メチャクチャこき使われてるんじゃないの?とか思うけどね・・・)
アレ気にいらねーよな?という皮膚感覚の前では団地のオバサンも天皇陛下も一緒である。
幻の『タレント・ロボット』は、要するに芸能界はバカばっか、と毒づいている(内田裕也主演のポルノのオープニングでしっかり使われている)。
この封印された曲に落とし前をつけるために行われた再結成、ということらしい。
あれは若気の至りでしたわ~てへへへ、としないところがいい。

アナーキー最大の魅力ってのは、不良ボキャブラリーによる攻撃性で突っ走る「言いっぱなしの無責任さ」なのであって、そこが妙にウェットでちゃんとしてて、どことなく演歌チックなモッズやARB との違い。彼らの曲は昔から苦手だ。
ゆえに、(基本的に甘えの構造を内包している)不良諸君たちから絶大な支持を得たのであった。
『ジョニーBグッド』のカヴァーなんか「酒は12で覚えて/マ×コは14で覚えた/マワシにグラスにアンパン/悪いことは何でも/いつでも奴らにパクられ/だからオマワリ大嫌い」ですからね。こんなの通るか!当然レコードではカット。
ちょっとでも頭を使ってしまうと書けない歌詞である。ただ、この決定的な「インテリジェンスの欠落」も、やはり彼らの魅力。
山下達郎がアナーキーの大ファンだったというのは、とても納得できる話。

中盤以降は「脱パンク期」のナンバーがメイン。アルバムではちぐはぐさを拭い切れない印象だったが、このライブにおいてはドンピシャである。
それにしても仲野茂のボーカル。この人の声は初期から乾いていてなおかつ攻撃的=ROCKである。
この日の彼はお馴染み・国鉄の労働服に「亜無亜危異」の腕章(一周してシャレオツに見える)。
とてもいい顔をしている。
いいボーカリストだと思う。彼が歌うと『旗をかかげて』や『ちきしょう』などのブルースなナンバーも、全く黒くならない。
『心の銃』なんてかなりベタな歌詞なのに、まっすぐ響いてしまうんだよな。
そしてバンドの歴史を総括するようなスローナンバー・『今昔物語』で再結成ライブは終了。
『ノット・サティスファイド』の盛り上がりで終わらせないところが渋い。正しく大人な不良バンドの最高のステージ。




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