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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

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ピコ太郎



たった数ヶ月で世界的にブレイクしたピコ太郎というひと。
初見はまったく理解不能。が、世界中の人がニコニコとカバーしている動画を見ているうちに「これは一体どういうことなのか?(what does this mean?)」と、英語で考えているうちに「バカにしたもんでもない(I cant be a fool.)」という結論に至ったのであった。
というか、海外の人にとって実に新鮮なエンターテイナーなのかも知れない、と。
よく知らないのだが、欧米のコメディアンは言葉で風刺して笑わせるスタンダップ・コメディが多いような気がする。さらによく知らないのだが(すいません)、ジム・キャリーという人の顔芸にしても、ストーリーありきのものなのではないか。
ところがピコ太郎。無意味。すんげーくだらない。「アイハブアペン」は我々が最初に習う英語だけど、ネイティブの人がそんな言葉を日常会話で使うはずもなく、ここですでにズレが生じている。
「オッパッピー」とか「安心してください」とかの体を使った芸人さんもたくさんいますが、それらを見て世界の人が「自分もやりたい!」とはあんまり思いませんよね?
でも「PPAP」は、みんなが「これやりたい!」「やったら超たのしい!」といったノリで、ガキんちょのダンスからデスメタルのカバーまで動画に上がっている(ちなみに一番笑ったのが、クソ真面目なバラード・バージョン)。
ただ、どのダンサーも、動きのキレにしろ顔の表情にしろ、オリジナルのピコ太郎ほどの域には達していない。誰でも踊れるけど完コピは不可能。
そしてピコ太郎ファッション。我々には「ヤクザとテキヤと関西のおばちゃんのミックス」という感じなのだが、向こうの人にとっては「ソウルブラザー風な気もするがなんか・・・違う?」といった、実にストレンジでファニーなものに見えたのだろう。

で、思い出すのが志村けんである。この人は昔から「東村山音頭」や「ヒゲダンス」などに代表される、達者な音楽芸人。高い身体能力を使った芸風で、世代を問わず人気者のコメディアンである。
同じ白塗りならマリリン・マンソンより断然、バカ殿だ。
彼に該当する存在が海外ではあまり見られないのではないか。よく知らないのだが(すいません)、エディ・マーフィーとかミスター・ビーンなんかとも違う気がする。
最高傑作は「だいじょうぶだぁ」でお馴染みの「ウンジャラゲ」でしょうか。キレッキレである。脇を固める松本典子の元気さと石野陽子の虚無さも素晴らしい。
ひょっとしたらこれにいちばん近いのかな?と思ったわけである。
しかし、ピコ太郎は明らかにセミの命みたいな芸風。これが果たして本人が望んだブレイクの形なのか?という気もするけど、いま最も世界中を笑わせている頂点が日本人というのはすごいことだ、底抜けエアライン!

数ヶ月たって本文が何だか恥ずかしいものになっていたら削除します。おしまい。




↑これを見ても楽しくならない人は心が貧しいと本気で思っている。

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