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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

すうさい堂は閉店しました。17年間ありがとうございました。

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消えたツイッターおじさん



吉祥寺はどんどんオシャンティー(これ、マリアンヌ東雲様がよくお使いになる)になっていくが、どんどんシャレの足りない街になっている。
かつてこの季節はバウスシアターの爆音映画祭が名物で、今思えば「なぜこの作品を爆音で?」というセレクトも含めて、なかなかシャレの効いたイベントだった。
高円寺は大道芸フェス、阿佐ヶ谷はジャズフェスと、シャレたイベントを街ぐるみで行っているが、吉祥寺はハイソというかオシャンティー(マリアンヌ様がよくお使いになる)なイメージの上書きで、家賃の祖湯が下がらない。
街の「ヘンなひと」も自然に淘汰されているような気がする。
以前は創作の詩を連呼しながら歩く60歳くらいのおじさんがいて、自分は勝手に「ツイッターおじさん」と呼んで、見かけるとちょっとワクワクしていました。
多分パソコンが出来ないから、自身が媒体なんである。覚えている限りではこんな内容。

『出前したカツ丼を すっとばしてやる マージャン』
『情報はどこにある? 貧民窟へ行け』
『にっちもさっちも 使えない 白人』
『ガールにガマガエルはいるのか?』

なんて感じだったと思う。これを連呼しながらサンロード周辺の賑やかな通りを歩くのである。
時にちょっとポリティカルだったりして、なかなかいいセンスだと思う。このおじさんにとって、最近のギャルはガマガエルに見える、ってことなんですかね?
もうすっかり見かけなくなっちゃったが。

すうさい堂もアイキャッチとして、カバーがエグい『ウンコな議論』(ハリー・G・フランクファート/山形浩生訳)などという本を置いていたりするのですが、別に大して売る気もなく、要するに「商売舐めてます」という態度を打ち出しているだけなわけで、つまりシャレである。
自分のメルアドは「すうさい堂バラードベスト」で、これは頭打ちになったミュージシャンが苦しまぎれに発売するアレのこと。もちろんシャレとして使っている。ユーモアって言って欲しくない。「ユーモア」ほど面白くなさげな言葉ってないような気がする。
「ユーモアのセンスに溢れる人」・・・・・近づきたくない。

あああああしかし、「自分は割りと恵まれている」と「「クソみたいな最低の人性だ」の概念が、もぐらたたきゲームのようにピョコピョコと精神の内部から交互に飛び出してくるんです。ちなみに今、後者です。
月曜日はプッチ欝。まる。まる。まる。

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