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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

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自覚の人・みうらじゅん



みうらじゅんフェスが盛り上がっている。らしい。行ってきました、という話ではない。「特徴・出不精」な中央線民族にとってはちと遠い、川崎。
還暦記念ということなのだが、この人はすごいことに「還暦」という言葉を知らなかったとのこと。
還暦という概念がないから、「還暦として」とか「還暦らしい振る舞い」とか「還暦だからお前らよりえらい」などのありがちな思考にとらわれることもなく、ずっととそのままのみうらじゅん。
職業は「イラストレーターなど」と記される。本人としては「本当はイラストの仕事とかそんなにしてないから。むしろ『など』の部分が重要」と語っていて、この『など』のスペースに「マイブーム」「ゆるキャラ」「いやげもの」のように「名前をつけて世の中に送り出す」という作業が詰まっている。
この人はとにかく「自覚」の部分が面白いのだと思う。「本当はいろんなことに飽きが来てるんだけど、無理矢理その峠を越すといい感じのノイローゼになるから」という「自覚の発言」部分だけで面白い。
「自覚・イコール・人物評価」と言っていいと思う。無自覚さが面白い人、例えば蛭子能収なんかが代表なのだけれど、こういう人に「芸術点」はあげられても、人物評価となると厳しい。
やはり自分の立ち位置をちゃんと伝えられるというのは重要。あえてヒドい表現をしている人もいるが、それはその「心意気」を買う。
もちろん「自覚」には知識に裏打ちされた教養が必要なので、日々努力しなければならない。
個人的にはある理由で、島田洋七という芸人が大嫌いなのだけど、この人は「自分の経験がこの世で一番面白い」と思ってる。それがものすごく嫌なんです。
エンタメ界で売れる人々というのはそれぞれすごいこととか面白い経験を積んでいる。当たり前である。
ただ、そこからの引き出しだけで在庫を出していると、いつかは飽きられる。つわものがたくさんいる中でそんな倍々ゲームはいつまでも続かない。
そこで必要なのが知識とか教養。浅草キッドが安定しているのは、政治家と対等にやりあえるくらいの知識・教養を身につけ努力しているからであって、「あん時わしはな~」とか言ってるだけの者はいつしか落伍者になる。お情けで仕事をもらっても、お情けで話を振られるまで呆然としているという始末。
なにも知らないからだ。その「自覚」がない人はこれだから困る。

と、思い出し怒りのあまり話がそれてしまったのですが、みうらじゅん氏のすごいところは「徹底したアナログ主義」にあると思う。「反デジタル」という意味ではない。この人の表現に「反」という意識をあまり感じない。
そもそも「いやげもの」だの「カスハガ」だの「バカエマ」なんてものは、その現場に行かないと手に入らない。「とんまつり」なんてのも行ってみないと意味がわからない。
そんな(いわゆる)くだらんものの現物を見たり手に入れたりするために足を使う。地方まで飛んでいく。
なぜそこまでするかというと多分、「いい感じのノイローゼ」になっているからなのだろうけど。
「断捨離」という言葉とは真逆の60年間であり、ちょっと、理想的な男の人生じゃないだろうか。
「シンプルが最高さ!」とか言ってる人はその本人がよっぽど濃厚じゃないと面白くないので、「シンプル最高」と言ってるシンプル人は、まったく面白くないということだ。

特にこの人を追っかけているというわけではなくて、なんというか、雑誌をめくっているとコラムが載っている。夜11時過ぎのテレビを見ているとしれっと出演している(タモリ倶楽部に顕著)。「この映画気になるな~」と公式サイトを覗いてみるとやっぱりコメントを寄せている、といった感じで常にそこかしこにいらっしゃる。
あっでもこれは「その辺のフィールドをうろついている者」のみの感想か?品川で働いてるサラリーマンの人には関係ないな、多分。
フリーハンドで描かれるイラストは80年代から成長もせず劣化もせず、ただし唯一の「みうらじゅん感」で、それは「ラモーンズが」演奏する『電撃バップ』と同じ感触のものだ。



18年ぐらい前にイベントのどさくさで撮らせて頂いたツーショット。少々恥ずかしいが大昔だからまあいいや。
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