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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

【すうさい堂最新情報/極私的ツイッタァ】 ■■ 火曜と水曜が定休です。※店主が大昔に描いた絵を売り始めました。

大人の鑑賞に堪えうるということ



「あのすばらしいトラウマをもう一度」ということで、たまに昔のホラー映画を借りたりしているのだが、70年代独特のいい味は出ているのだけれども、今観るとなんとも「もっちゃり」していて、怖くはないのですなー。
先日も『悪魔の沼』と『悪魔の墓場』を鑑賞していました(この当時のトレンドは「悪魔」だったらしい)。

『沼』はトビー・フーパーの二作目。超絶的な名作・『悪魔のいけにえ』で世界中に衝撃を与え、与えすぎてそれより恐ろしいものが思い浮かばず、少々頭のおかしいモーテル経営者が巨大ワニを飼っていて、人を殺して食わしていたらどうよ?と撮ってみたところ大失敗、てな風情の作品。
それでも原色の照明や安っぽいアナログシンセによる音楽、どんな非道なことが行われていても鳴り止まないモーテルのBGM(カントリー)など、好事家はそそるのかもな。普通の映画ファンは押さえる必要なし。
『いけにえ』で唯一生き残った女優さんがここでもおんなじよーな目にあって、ギャーギャーわめいています。

『墓場』はユーロトラッシュというジャンルらしいのだが、イタリアとスペインの合作ゾンビ映画。
害虫駆除機の超音波で死体が蘇りひとを食う。70年代のパニック映画は「超音波」だの「電流」だのが原因で何かが(何でもいいんじゃない?)凶暴化して、人間を襲うというパターンが多かった。
(究極はゴカイ(釣りのエサ)の大群が町を襲うってのがあったが、あれは生理的に一番怖気を奮うシャシンであった。『スクワーム』って作品だから、時間を無駄にしたい方は観たらよろしい)
もっさりしてるんだけど腕力があるゾンビが「もーぐもーぐ」とお食事するお話です。
本家ロメロのゾンビは人間側からもゾンビを攻撃し、やったりやられたりのスリルがあったもんだが、襲われるだけでは大して面白くもありません。あ、バイカー出てこないじゃん!最近のやたら俊敏になったゾンビ映画にちょっと辟易している向きには、「ああ古典はよいねえ」とまったりできるかも。
そしてこの辺の映画のポスターやジャケットは異常にカッコいいのである。
「お!」と思ってもすみやかに元の位置に戻してください。中身が外面を越えることは、ほとんどありません。

そして実はこれが目玉だったのだが、『プラネット・テラー』。ロバート・ロドリゲス、やっぱ最高だ。
アメリカではタランティーノの『デス・プルーフ』と二本立てで公開されたらしいのだが、悪ふざけの二大巨匠だけあってそろってわざと画面に傷を入れたり、『テラー』ではベッドシーンで画面が燃えて、「一巻消失。申し訳ありません。支配人」なんてテロップが出たりする。
これもゾンビものなんだけどホラーというよりB級アクションで、えぐいんだけど笑える。
片脚を食われたゴーゴーガール(ローズ・マッゴーワン。エロい!)が、ない脚にマシンガンを装着し、ゾンビどもを撃ち殺す!
どうやって発射させてるんだ?とか言い始める物理野郎はファックだ!最高の絵じゃないか!テーマは「それだけ」だ!!
看護婦役のねーさんも(エロい!)注射器をピストルのように扱ったりしてステキだ。
金玉をコレクションしている科学者、珍宝をドロドロ腐らせながら襲ってくるタランティーノ、どんなときでもソースのレシピを考えているステーキ屋とか、登場人物の少なく見積もっても6割強はバカ!
こんな映画に結構重要な役で出てるブルース・ウィリス。スターもやっぱり「ガス抜き」がしたいんだと思う。
くだらないって言うな。真剣に遊ぶのが「大人の映画」だろ?大人は「うっとりしたい」んじゃないんだよ、「騙されたい」んだよ。涙なんかもう枯れちまったよ。
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