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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

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SUPER BAD=超イケてる!(でも童貞)



最近気が付いたことだが、「バカ映画」と「おバカ映画」は違うのである(どうでもいいですか?)。
「おバカ映画」はつまり、デイトコースにも活用できる作品で『テッド』『オースティン・パワーズ』などが当てはまる。モチーフもモフモフぬいぐるみだったり、ドジなスパイだったり。
それに対して「バカ映画」は登場人物がバカばっかりで、最初から最後までバカなことをやらかしており、下ネタも過剰に投下されるゆえ、デイトコースには向かない作品群である。『ネイバーズ』や『宇宙人ポール』などだ(「ポール」は実はハートフルだったりするんだが、お下劣なセリフも多いし、そもそもほとんどの女子は宇宙人とかに興味がない)。

上記二作品に絡んでいるのがセス・ローゲンという俳優で、実に渋いバリトン・ボイスを持った人なのだが、頭の中はバカなことばっかり考えているらしい。
彼の脚本と出演による『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007)が、ボンクラ的には実に面白かったのだ。
(ほぼボンクラ男子限定のような作品。これを手に取る奴の顔が見えるようだ)
セス(デブ)とエヴァン(もやし)という他のイケメンたちからはあまり相手にされていない様子の幼なじみが、高校を卒業するまでに童貞を捨てようとがんばる!という話。
どういうことかというと、やはり昔なじみの女子から「今晩パーティーをするのでお酒を買ってきて欲しい」と頼まれる。アメリカでは21才以上でなければ酒は買えないから、かなりの難題。
そこにもう一人の友だち、フォーゲルが現われ「偽のIDがあるから任せろよ~ん」と調子をこくのだが、まるでノベルティのような代物なので「こんなもんで買えるわけねーだろが!」と、足踏み状態。
ちなみにフォーゲル君はのちの『キックアス』シリーズでブレイクする、クリストファー・ミンツ=ブラッセ(「マザーファッカー」ですね)。
本作がデビューの彼はなんともいえないキモさを漂わせており、初登場シーンでは思わず吹いた。要するにリアル童貞感がハンパないんである。「メタリカのTシャツ着用」もポイント高い。
で、フォーゲルがどうにか買い物を済ませようとする瞬間、強盗に殴られ気絶。
そこにやって来た警官がセス・ローゲンとビル・ヘイダー(この人のどこか狂ったような目つきは見たことがあると思ったら、「宇宙人ポール」に出てくるバカ捜査官の一人だった)。
彼らのバカっぷり、ワルっぷり、無軌道ぶりのすごさが本作の肝。パトカーを爆破するまでエスカレートするのだ(あ、ラスト近くには警官コンビ+フォーゲル君による最高のギャグがあります)。
ギャグだとしても日本でこういうのは作れないのだろう。そう考えると「本官さん」を創造した赤塚先生はやはり偉大なのだった。
セスとエヴァンはおろおろしているうちに、セスが車にはねられ、ドライバーの素行の良くなさそうな男が「これからパーティーに行く。酒ならそこでいくらでもやるから許してくれ」ということで、会場に動向。
そっちはそっちでバカバカしいトラブルが連発する。
つまり「未成年が酒を買いに行ったが、様々なドタバタに巻き込まれてお目当ての女子がいるパーティーにたどり着けない」という映画である。
本当にバカバカしいし何の意味もない。しかしその無意味さが素晴らしい。
最後はそれぞれが童貞切って大人になっていくんだろうなと思わせる青春っぽい感じで終わる。のだが、エンドロールに流れる下品なイラストの連打!
「やっぱりバカ映画じゃん!」と嬉しくなりました。実は布石がちゃんとあるのだが、そこはコメディだから書かないけども。
もうちょい高尚な映画を観たという気分になりたい人は「性欲に振り回される時期のスタンド・バイ・ミー」と解釈してもいいと思う。する必要ないけど。
海外のコメディにはまったく興味がなかったのだけれど、最近開眼して参りました。

ところで「あまりにもひどいバカ映画」も時間が経つにつれ逆にオシャレと言われることがままあるような気がする。『ピンク・フラミンゴ』とか、もうそろそろ『ムカデ人間』の一作目とか。
ということは、かの悪名高い『ムカデ人間2』はこれだけは絶対にオシャレだなんて言わさねーぞ!!という非常に気高い魂の入った名作!なのである。


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自称「吉祥寺の盲腸」、すうさい堂のだらだらした日常の綴り。
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