ゴールデンウィーク真っ最中。お天気もよろしいようで。すうさい堂でもレア本がぽんぽんと売れ、たいへんちょうしがよい。(みっけた、ほしいと思ったら則購入です。古本に次はない!)
明日(6日)も通常営業。7日木曜はお休みを頂きます。8日は高円寺でゆるふわDJ。女子も初参加。
で、久々にディスらねばすまぬブツに触れてしまった。中学教師が悶々とする、ドラマや映画にもなった漫画作品。タイトルはあえて秘す。書きたくもない。
だいたい、給食のカレーを「ゲリミソ」とか言い出して食事を台無しにする男子生徒に何が起こったのか?と真剣に考え込んだり、献立から酢豚がなくなると大泣きする女生徒に端を発し、さらにそのメニューを継続するか否かと職員会議。
バカですか?他にすることないんですか?
そもそも中学生ってそんなにガキではないんではないか?自分のその当時を振り返ってみても!
で、お次は中二男子と小四女子が肉体関係を持ってしまう、というエピソード。なんだこのバランスの悪さは。
しかも教師は母親の前で「そのような関係を否定することは我々には出来ない」といった趣旨の理論を振り回す。
否定しようよ!!
普通にダメでしょって。しかも今までのモラルにちょっと風穴を開けてやった、みたいな作者の欺瞞がぷんぷんする。「偽〇者」と呼んだらいいのか?
しかも主人公の教師が女生徒の一人に本気で恋、というより欲情していて、何かと言うと顔を真っ青にして汗を吹き出してる。うざったい絵柄もまったく魅力なし。
「トイレでウンコ」が原因で傷害事件にまで発展する回を読んで、いい加減「・・・・」な気分に。
この教師、実はセックスはナマ派なのだけど、それについてもっともらしい理屈をぶちはじめた辺りで(四巻)、あまりにもバカバカしくなって読むのを放棄。
そんなことを「作品として」発表する神経って、おこがましいと思いません?
んなこた酔っ払ってほざいてろバカ!というか、酒の席の話題としてもあまりにも食えない。
要するに、自分が思っていることを登場人物の口を借りて言わせてるだけ。
「こんなことを考えてる俺様って凄いだろ?」って。
だいたい、中学生がそんなにディベートの達人なわけないだろっての。
もう、これだけ漫画読んで気分悪くなったのって、カリブマレイ原作の『ボーダー』『天使派リョウ』以来ですわ。
さらに引くのが作者のプロフィール。折り返しにある著者紹介のスペースが、上から下までびっしり。
好きな音楽は「尾崎豊・倉木麻衣・渡辺美里など」と、あまりセンスがいいとも思えない趣味まで詳細に発表。中谷彰宏と同類の匂いがする。
ほとんどの漫画家って、自分の写真は載せてないような気がするけど、このヒトはすごい。
全巻写真違うし。しかも、ナルシスト具合が透けて見えるアー写みたいなやつばっかり。
恥を知る、という美意識が圧倒的に欠落している。漫画家じゃなかったらどうなっていたんだろうか。
あーディスったディスった、すっきりした。