あ?なんか間違ってるような?
とりあえず文化の日は快晴!営業日和の祝日!なのに店をサボッて、鶯谷の東京キネマ倶楽部のキノコホテルの実演会へ。こっちが正しい。
駅前にラブホが乱立している愛に溢れた街。神社の真下にライブバーがあったりする(この光景はいつ見てもすごい)。開演前にもちろん飲む。赤いウインナー揚げとか、たのむ。
キネマ倶楽部はグランドキャバレーを改装したハコなので、ちょっと雰囲気がいい。ステージが高いので見やすい。花道もある。あ、用心棒らしきスキンヘッドの人もいた。
バンドはやはりカッコよい。出るべくして出た感がある野坂昭如のカヴァー「マリリン・モンロー・ノー・リターン」がお披露目された。
この曲はクレイジーケンバンドもやっていたのだけど、そこのバンマスがどこかで発言していた「カッコいい女に男は敵わない」がドンピシャ。
三曲入り会場限定CDもすこぶるよいが、特にインストの「夜の禁猟区」が最高。マリアンヌ様のキャラがどうしても先行して話題になるけど、オルガン・プレイヤーとしても評価されるべきでありんす。
言葉を含め、一線を越えないところがいい。チバユウスケが「愛でぬりつぶせ」とか歌い出した時にはやっぱり、ガッカリしましたもんね。
キノコホテルと聖飢魔Ⅱはバンドの構造に実は共通点があります、と、調子こいて書いてみる。
両者とも基本的にコスプレバンドであり、リーダーはMC名人。
デーモン小暮は「閣下」であり、マリアンヌ様は「支配人」。聖飢魔Ⅱのライブは「黒ミサ」。それにに対してキノコは「実演会」。ファンを「信者」に対して「胞子」と呼ぶ。
部外者はこういうノリが気持ち悪いらしいが、「胞子」は承知の上で楽しんでるんだから、ほっといて。