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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

すうさい堂は閉店しました。17年間ありがとうございました。

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タイガー・リリィの冒険



岡崎京子『ヘルタースケルター』、久々に読む。
昼間、営業中に読んでおりましたのだが、ページをめくるたびに小さな悪寒が走る。
「りりこ」はあらゆる方面で大人気のトップモデルだが、実は全身整形の改造人間。
定期的にメンテナンスをしないとその「美」を保つことができない(ハカイダーやシュワちゃんの「ミスター・フリーズ」みたいです)。
最近は過度のスケジュールに体が耐え切れず、あちこちで壊疽が始まっている。
この辺の描写、楳図かずおならば「ゲエッ!!」「ま、まさか!?」「私のからだがくさっているのだ!!」「ひいいいいいいい(毛の生えた文字で)」って感じになるだろう。
それからはじまるりりこのヘルタースケルター(狼狽・混乱・しっちゃかめっちゃか)。生き地獄を生きる悪の華。

あたしは絶対しあわせになってやる
じゃなかったらみんな一蓮托生で地獄行きよ
ちくしょう さもなくば犬のようにくたばってやる
(りりこ)

最近映画化されたが、主役を自ら沢尻エリカ様が買って出たという話で、この主人公に肩入れしちゃってる時点で、エリカ様ヤバいんじゃないか?あるいは、ボロボロになりながらも必死で抗おうとする「悪としての強さ」に惹かれたのか?
これが女性からの支持を得ているというのもなんとなくこわい話で、一番ほじくられたくない、スルーしたい部分をこれでもかと見せつけてくる、かなり残酷な作品だと思うのだけれども。
でも自分はヤローなので、女性読者が見つめている視点はきっとわかっちゃいないんだろな、とも思います。
そして無邪気に、無責任に「アレ可愛いよね~」と、「人間ですら」消費するあなたたち・わたしたちの残酷さも作者はキッチリと指摘する。
『みんななんでもどんどん忘れてゆき ただ欲望だけが変わらずあり そこを通りすぎる名前だけが変わっていった』
でもそれが、アイコンとしての王道でもある。

「銭ゲバ」ですら、死ぬ直前はかなりウエットになったというのに、りりこの決意表明はロックンロールそのもの。

びしょぬれの同情なんかいらないもの 
だとしたら無視されるか 笑いものになった方がましよ
あたしは皆さんに最高の悪意をこめて死んでやるのよ 見てやがれ


チャールズ・マンソンはビートルズの「ヘルター・スケルター」から勝手に啓示を受けて、シャロン・テート殺人事件をやらかした。
岡崎京子さんは本作を描き上げたあと、交通事故でベッドの人となった。
沢尻さんも体調不良とかで、映画のPR活動をすべて欠席。
(しかしスチールを見ると、この人の細胞組織は一体どうなってんだ?と思うくらい美しい。「りりこ」そのもの。今さらながら映画観たくなった)
そして岡崎さんは数年前の小沢健二復帰コンサートに、車椅子で現れたらしい。
オザケン、ライブの最後でこらえきれずに泣いちゃったそうです。

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ロッキン・ボルノ!



安岡力也というといつも内田裕也のうしろに控えている巨漢のこわい人でなおかつ、ホタテマンというイメージ。
友人が彼を評して「内田裕也のストラップ」と言い放ったが、本体よりでかいストラップをぶら下げていたりする女子がいる昨今、言い得て妙である。
そんな力也氏も死ぬときは死ぬ。自分にとってはなんだかんだで俳優/バイプレイヤー。
阿佐ヶ谷ラピュタにて追悼特集。最終プログラム『嗚呼!おんなたち猥歌』(監督・神代辰巳/81年)を観てきました。

いきなり冒頭から初期・アナーキーのライブ。レコード化できなかった「タレント・ロボット」を演奏。
「お、これは単なるポルノではない」と思わせるオープニング。
実際、ポルノの名を借りた内田裕也主演のロック・ムービーである。ライブのシーンも使われており、さすがに三十代の裕也氏はロックそのものというか、Tシャツ一枚(ジョニーロットン・プリント)でも毒とフェロモンをばらまいているのであって、これを認めないと一体何がロックなんだかわからない。
パッとしない中年ロックシンガー(ジョージ)の役どころ。本妻とトルコ嬢と看護婦の間を回ってグダグダしているどうしようもないスケコマシ。周囲の人間をすべて不幸にするような負のオーラ。あのひゃっこい目つき。ほぼ実像なんだろうか。
力也は献身的なマネージャー役。ジョージを「あんちゃん」と呼ぶ。これもほぼ実像に近い感じ。
ミュージシャンというのはモテる職業のようなのだけど、この映画のように針のむしろのような男女関係をずるずると続けていくのも相当なスタミナがいるんじゃないかと思うのだがどうなんでしょう。
最終的にトルコボーイ(というのだろうか?男性版のソープ嬢)まで堕ちたジョージ。
泡まみれでプレイをしている彼にショーケンやジュリーの歌声がかぶさり、「これが伝説の『PYG』ってやつか?」と思っていたところで映画は唐突に終了。
当たり前だがポルノの女優さんたちはきちんと演技ができる、ロープーである。

内田裕也といえばニューイヤーロック。
普段はなかなか見られない「悪いおとな」たちが取り上げれるので、このフェスの深夜放送はちょっとした楽しみであった。
特に80年代前半はパンク・ニューウェーブ系も多数参加していたので、なかなか豪華なメンツである。
http://www.nyrf.net/00/appear.html
ボウイ・ハウンドドッグ・スターダストレビューなんて方々も登場してますね。
ジュリーなんか、紅白終わったあとにかけつけて「ストリッパー」歌ってたりしてたものな。彼にとっても大事な場だったのだろう。きっと紅白よりも。この年なんか、スターリンも出演している。
まったく無名な連中に混じって、ショーケンやビートたけし、原田芳雄なんかもライブしていた。

力也をはじめ、ジョー山中・ジョニー大倉・石橋稜・白竜・優作などのコワモテな男たちの頂点にいるのが内田裕也で、そこからシーンを睨んでいるというのがロートル・ジャパニーズロックの図であったのだけど、最近はそのメンツも少しずついなくなりつつある。
が、そういった縮図があるほうが健全な気もする。怖い親分衆。に、ビビる若衆。

ソウルディスコ・『漂流教室』



うーむ、入荷するたびに全巻読んでしまう楳図かずお先生の『漂流教室』。そしてすぐ売れる。
楳図漫画といえばファーストインパクトは『おろち』に『怪』『恐怖』『タマミちゃん』あたりで、「楳図かずお」という字面がもうトラウマでああこわいこわいって感じであったのだが、「漂流」は読んだのが10年ほど前であり、自分はもうすっかり大人であって、この作品につっこもうと思えばいくらでもつっこめるのだが、そうじゃなくて、そんなことはどうでもよくて、あらゆる瑣末なことは全部ぶっとばす「ウメズGROOVE!!!!!!」に満ちた大傑作である。
ソウルフルな漫画をひとつだけ挙げよと言われたら、間違いなくコレを推す。
実際に楽器演奏やボーカルもこなす、楳図かずおによるソウルサーフィン・スクラッチ・コミック!何言ってんだかわかんなくなってきたが。
(スクラッチ音は「ザザザ」「ギャーッ!!」「ギャッ!!」「ハアハア!!」「ムシャムシャ」「ゴクン!!」「たべものを!!」などが入ります。童謡『ふるさと』もミックスされています。うーさーぎーおーいしー)

連載誌は少年サンデー。ってことは対象年齢が小学4年生から上くらいか。10才くらいの子供にも理解できるように、「荒廃した未来にタイムスリップした小学生のサバイバル」を描きあげたってことがとんでもない度量。
確かに突拍子もない描写もあるが、そうしたトゥーマッチ感覚も含めて作品自体がビリビリと生き、蠢いているのだ。
そして関谷。子供たちと一緒にタイムスリップしてしまい、大変なはた迷惑を被った給食のおじさん。
実に「大人らしく」暴君に変身!「アメリカの軍隊がやってきてわしだけ助かるのだ!!」「つまらん!!流行歌を歌え!!」とか、スパイシーな存在として彼はやはり重要。途中で幼児退行したりするが「ダア!!」「まんま!!」「ニャーゴ!!」と、やっぱりグルーヴィー。

子供たちが全編、無慈悲に、残酷に死ぬ。殺され、ペストにかかり、事故で、「怪虫」や未来生物の餌になって。
超能力を持つ少女を媒体として、主人公・翔くんとその母親が時空を越えて交信するのだが、彼を救おうとする「過去における」母親の行動の、気持ちいいくらいにイカれたぶっ壊れっぷり!
女ボス「お姫さま」のはすっぱぶりは、やはり当時のスケバン映画の影響だろうか。天才小学生・我猛くんのモデルはきっと大村昆。
世界レベルで見ても最もグロテスクなクリーチャー・未来人類との邂逅!
後半、盲腸を発症した翔くんだが当然医者がいない。執刀するは医者の息子の梁瀬くん!「ぼくの鉛筆けずり(カッター、文房具!)でやるしかない!!」、しかも麻酔なし!いま読んでもエグすぎ!といった感じで見所満載。
(しかし楳図さんのウィークポイントでありラブリーなところでもあるのだが、この人は全然「バトルシーン」が描けないってのがありますな。それ、クネクネしすぎだろうっていう。プラス・多少狂ったデッサンでも力技で描きこんであるので、それはもう堂々とした「絵」になっているのである)

『漂流教室』の隠れた香辛料は、実はこの未来が必ずしも遠い将来を指しているではないという点。原発事故を体験してしまった我々としては、この作品が鳴らしている警鐘がやけにリアル。
活火山を利用し、過去に戻ろうとする生き残った生徒たちだが、そこで先の「関谷氏」が実にイイ仕事をする。そして「ウメズ脳」でしか発想できないようなとんでもない展開が!!!!!
まあ、文章ではとても追いつけません。映画化やトレンディードラマ化(!)もされたが、無残に敗れたもよう。
それにても楳図かずお氏が作品に叩き込んでいる精神性はほんと高尚だと思う。
そして説教臭くならずに、ややキッチュな側面をもって楽しめるところが素晴らしいのだ。
特に『漂流教室』なんかは、DJウメズによるディスコティックと化していると思う。ソウルトレイン!

さくらの唄

16日は日曜ですが、都合によりお休みさせて頂きます。

と、これだけで終わっちゃうのもなんなので、10年ほど前に「出会い系サイトのネカマ=サクラ」のバイトをしていたことなんかを書いてみようと思います。
出会い系サイトに登録したお客様とメールを通じてのコミュニケーションするのがお仕事です。
ぶっちゃけると、会いたくて(やりたくて)しょうがない男たちのメールに女の子のふりをして返信したり、こちらから「誰か会えないカナ?」なんて女の子のふりをして登録したりして、相手にポイントを買わせ(2千円くらいからだったか?)、それを使わせて削っていくわけです。
返信したり新規登録を見たり、新しく書き込んだりすると、ポイントが引かれていくシステムです。
ちなみに仕事場に女性はほとんどいません。金髪や髪を変なふうに剃ったバンドマンたちが多かったです。
でもネットから(勝手に)写真をひっぱって「カオリン・20才女子大生で~す」などの架空のキャラを作っているので、男たちはそれにつられて猛攻撃をしかけてきます。
で、会う約束まで取り付けてキャンセルします。理由は体調不良でもバイトが入っちゃってでもクジラが空を飛んだでも何でもいいです。
さらにがっかりしている相手に「この前はごめんなさい!今度はいつ会える?」と仕掛けると大抵はまた釣られてしまいます。が、会えません。会えるわけがありません。そんな女子はこの世にいないのですから。
数人のチームを作り、24時間体制で顧客とメールのやりとりをします。いろんな人間が入れ替わりでさまざまなキャラに成り切って返信します。ハタチのおぼこ娘から50代熟女まで。
そんなわけで同じキャラの言葉使いや性格が微妙に変わったりすることもありますが、客も数人とメールしているので、意外とあまり気にしないようです。
ちゃんとそれぞれのキャラに履歴(どんな相手とどんな会話をしているか)が残っていて、それを見て「お仕事」をするわけです。
返信が遅いとログインで全員を管理しているリーダーから、「ここ早く返して!」なんて怒られたりします。

そのうち昼のバイトがふざけて「芸能人なんだけど出会いがないので登録しちゃいました」と大胆なキャラを設定し、誰かと思えば・・・・・・・「柴咲コウ」でした。超大物です。
でも、これに釣られるのもおりまして。本物のバカです。
すると調子に乗ってどんどん芸能人キャラが増えてきました。
優香・酒井若菜・加藤あいなど、当時を代表する豪華なメンツ。新作ドラマでも始まるのか、ってなくらい。
しかもこれ全部に釣られてるのが一人おりまして。本物のバカです(どうやらこいつに総攻撃をかけようという作戦だったらしい)。
当時柴咲さんはダパンプの人とつきあっていたので、相手から「イッサとはどうなったの?」なんて聞かれると「いやアイツがさ~」なんて勝手に芸能スクープを垂れ流したり、優香と若菜がズーレーだったり、かなりどうしようもない展開になりつつも、向こうは売れっ子女性タレントとメールし、いつかプライベートで会えると思っていたので(わざわざ本名調べてそれで対応していたので)、有頂天だったのでしょう。
すごいドリームチケットを手に入れた!ってなもんです。それ、使えませんけども。

最初は照れもあるので「ブルースが好きです」なんて書き込むと、それに引っかかってくるのがいて、「マディ・ウォーターズがすき」とか返信すると、「それどんなバンド?」と。ズがつきゃバンドと思ってるわけで、何も知らないんじゃん。
そしてエロいやりとりもするようになりますが、実はこれが一番楽だったりします。
「オレのこと考えて、してみて」。「え~」。これで1ポイント削れます。
「あん」「いい」「いく」(なるべくシンプルなほうがリアリティがある)で、「いっちゃった~」で〆てあげれば向こうの作業工程も恐らくすべて終了。勢いがついてしまっているので、途中でやめられることはまずありません。
さらにヤケクソ気味に「真性Mです。黄金聖水が大好きです」なんてハードコアなキャラで登録をすると、「オレ童貞なんだけど、いいかな?」なんてのが釣れたり。「大歓迎ですよぉ」なんつって。
この童貞くんは無免許のくせに高速に出ようとしていました。大変危険です。
「タレントでいえばどんな感じ?」と聞かれたので、しばらく考えたあと、「池脇千鶴」なんて答えたりして。
・・・・・なんかそんな感じがしたから。ほんとにどーもすいません。

そんなこんなしているうちにだんだんこっちも病んできて、数ヶ月で退社。
社会的には、便所掃除のほうがはるかに価値がある仕事だと思います。
新宿が勤務地だったのですが、仕事が終わると歌舞伎町も朝。
ホッとして帰って寝ると。ちなみにこの時点ですうさい堂やってましたから、自分すごいなと。これぐらいは褒めてやってもよいかと。
あの仕事を続けられるのはかなり精神的にタフではないかと。出勤時間や服装が自由なので、働きやすいといえば働きやすい環境ですが。
自分は紹介で入ったのですが、バイト雑誌の募集要項としては「パソコンによる簡単な入力作業」などと書いてあるようです。嘘ではない。嘘ではない。が。
いまも出会い系サイトは存在していますが、結局需要と供給があるということなので一概に否定はしません。
ですが、出会える確立はかなり低い。基本的にお相手は、金髪ヒゲ面ピアス野郎。風俗に行くほうがはるかに健全かと。
そして自分はしばらく労働自体がイヤになり、これは結構なリスクを背負う羽目になるのですが、「楽だから」「稼げるから」などと思ってはじめると、物事ってのは大抵、裏目に出るように出来ているようです。
ロリロリ女子大生から人妻熟女まで使い分けられるようになったのは、いい経験だったのかも知れません。
何のだよ。

SKK13



前から気になっていた三池崇史版『十三人の刺客(2010)』、鑑賞。
痛快娯楽時代劇というにはあまりにエグい。正統派時代劇ファンはたぶんドン引き。
極悪非道なサイコ・プリンス(バカ殿)を演じるはスマップ・稲垣吾郎。
「天下のご正道(ストレート・エッジ/SxE)」のため、アサシンとして結成された13人がゴローちゃんの首を狙う。キル・ゴロー。
ゴローちゃんの残虐ぶりは徹底していて、いきなりお歯黒メイクの谷村美月ちゃんをレイプした後、呆然としているダンナを「サルの骨は硬いのう」となます斬り!
さらには一揆首謀者の娘の両手両足を切断し舌を抜き、セックス奴隷として飼うが飽きちゃったのでポイ捨て!
討伐軍のリーダーとして抜擢された旗本(役所広司)は呆然としながらも「家族は?」と問えば、そのだるま娘、口に筆を咥えてお習字したる文言は「み な ご ろ し」。怒りのあまり笑いが込み上げる役所。
短いシーンながらも血の涙を流して演技していたこの女優さん、一体何者なんだ?

天下万民の為、殿は取らねばならぬという使命感に燃えた役所さん(役名がめんどくさくてわからない)と、「主君に仕えるのが武士のつとめ」を貫くゴローの側近(市村正親)は修行時代を共にした仲間であった、というまともなエピソードも加えつつ、やっぱりゴローちゃんのにちゃーっとした変態ぶりが目を引く。
特にいきなり箸を落として食事をぶっかけめしにして犬食いするシーンは、「僕もう、スマップいいですから」と完全にアイドル捨ててる。
山道案内をしたのがきっかけで討伐部隊に加わることになった山の民・伊勢谷友介(セックスがつよい)。どんな役でも外さない岸辺一徳は今回、決戦の舞台となる村の村長さん(アナルセックスされる)。
ひとつの村を借り切り、ブービートラップを張りめぐらせ尾張藩200人を待ち受ける13人。

と、ここから50分におよぶチャンバラとなるのだが、基本的に三池さんはスプラッタ大好きなので、お年寄りも安心して楽しめる映画にはまるでなってはござらぬ。殺陣にあらず、血塗れのバトル・アクション。
『キル・ビル1』や『マチェーテ』が好きなボンクラ層はきっと拍手喝采。
人とセットと火薬と血糊。CGはとてもわかり易い。

暇つぶしのように残虐行為を繰り返していたゴローちゃんだが、天下泰平ゆえ、実は自分の「生」をまったく実感することができなかったのである。
部下たちが斬り合っている最中に、嬉しそうにのたまう。
「戦乱の世も、なかなか良いものぞ」。

ところでこのリメイク版、松方弘樹・平幹二朗・松本幸四郎などの超ビッグネームが参加している。
しかし三池監督なので、「オチ(のちょっと前)」でまたやっちゃってくれている。
きれいにまとめるのを良しとしない手法は『デッド・オア・アライブ2』あたりに顕著。
ここを「笑う」「コケる」「怒る」の反応で、この作品に対する評価が割れると思う(一応布石は、あったりします)。
彼ら大御所を抱えつつも、ラストで格調をぶっ壊しちゃうのがサムライ三池。天晴れ。
っていうか、脚本はあの映画監督の二世であったか。天晴れ。

本日9・11。ラジオをつけると平和を願う声が多かったが、このような「表現としての破壊や暴力」を気楽に楽しめる世界にいつまでも住みたいと思う。ピース。

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男性
職業:
古本すうさい堂
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