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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

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業・業・スターリン

我輩が下痢で苦しんでいる間になんと、渋谷でもザ・スターリン復活ライブが行われていたではないかッ。くやしいので書くのだッ。
http://www.youtube.com/watch?v=UKrdrVN-M84
恒例行事と化した「臓物投げ」だが、それよりもミチロウさんの肉体の瑞々しさ。これが60歳に見えますか?
今回でスターリン封印ということらしい。「メシ喰わせろ」のイントロにおけるサイレンの爆音を生で浴びたかったなちっくしょうめッ。
どうせみんな内臓まみれになってるんだから、おれがちょっとくらいお漏らししてもわかんなかったんじゃないか?

和製パンクの名盤『STOP JAP』なんて、中三の時にカセットテープで買って、LPレコードも買って、CD買って、いま手元にあるのがレコ倫に手直しされる前の無修正版『STOP JAP NAKED』に落ち着いているのだが、これは自分の葬儀あるいは追悼集会にはよろしければぜひ、お見送りの音楽として使用して頂きたい。親戚とかすげえ嫌だろうけどもな。まあわたくしの最終メッセージですよ。それくらい皮膚感覚に馴染んでいるというか。気にすることはないぜ、みんなデタラメ、だぁ。
アナーキーとかRCなども聴いていたが、彼らと決定的に違うのは、バンドイメージが「粘膜」というか「粘液」というか、音楽が生々しい「傷口」そのものであったことだろう。
パンクとしてはピストルズより先に知った。だもんで、最初はピストルズのポップさに少々とまどった。
ミチロウがビジュアルイメージに起用する宮西計三・丸尾末広・平口広美なども実に「内臓感覚」な絵師たちで、その視覚的イメージも大きいと思う。
アメリカやイギリスにも引けを取らない、「情念のパンクバンド」であったのだ。
伝説ばかりが先走りして、実際の音に触れるとしょぼかったりすることが少なくない中で、彼らのCDが廃盤にならないのは、今の10代が聴いても十分に過激で刺激的で、日本的情念ドロドロな音楽だからだと思う。
おそらくそれはこれからも一部のリスナーに届く、生理感覚を逆撫でする劇薬のようなパンクロックである。
自分がハードコアに行かなかったのも、スターリンが非常にマゾヒスティックで自虐的なバンドであったからであり、バイオレンスや恫喝をポリシーとするハードコアパンクとはまったく別物に見えたからである。
初代ベースの杉山晋太郎氏もかなり前に鬼籍に入っており、最近、初期ギタリストのタム氏もお亡くなりになったということで、そんな意味も含めて暫定的スターリン復活なのであろう。
死ねなかった還暦のパンクロッカーに唾を吐け!その成分はもちろん「愛」だ!

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