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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

すうさい堂は閉店しました。17年間ありがとうございました。

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刹那と書いてパンクと読む

http://www.youtube.com/watch?v=EZ94Pl2TnEg
一部で話題になってるガールズパンク、『日本マドンナ』。ドラムは現役女子高生とのこと。
ようつべのコメント欄がすごいことに。
これだけ否定的な感情を呼び起こしクリックされているということは、パンクバンドとしてなかなか大したもんです。自分らの世界だけでアンチを掲げてぎゃーぎゃーやってるだけのパンクは大して面白くないもんだ。
しっかり世間からもアンチテーゼとして認められてきた奴らが、「立派な先輩」である。
80年代に関西から『赤痢』が登場してきた時の感覚に少し似ているが、あちらはヤンキー上がり、このマドンナちゃんは大変かわいらしい。特にナプキンをばら撒いてるときの、ギター女子の笑顔がかわいい。
で、演奏もうまいと思う。オールドスクールのパンクの中でもコンピでしか聴けないような、ロウな感触。自然に身につけたとしたら結構すごいことだ。マニアなのかな?
自分は基本的にパンクを下手だと思って聴いたことがない。
ダムドなんか最初から達者だし、クラッシュの「美メロや言いたいことは山ほどあるが演奏力がついて来てない」ファーストのヒリヒリ感、そしてブートで聴けるグレンさん在籍時のピストルズのライブなんか、実にソリッドでカッコいい音であります。
で、このpv、画面の右端に手話で歌詞を伝えてるおばさんがいるじゃないですか。
健常者はほとんど「生理!」くらいしか聴き取れないが、手話が読める人には完璧に伝わってるという逆転の発想が面白いと思う。
パンクが本当に棘々しく輝いているのは、実は一瞬である。彼女らも今が旬なのかも知れない。
「村上春樹つまらない」とか歌ってますな。これ、「水島ヒロ」とかじゃダメなんだよな。いいじゃん。石原慎太郎に噛みつくよりよっぽどセンスがある(ここをつっついてみたところで、今さら誰の逆鱗に触れることもないんだよ)。

先ほど居眠りこきましたら、『すうさい堂をダサい女子の雑貨屋に乗っ取られ、怒りのあまりそこいらへんの品物をぶちまけ店内を破壊する』夢を見ました。我ながらびっくりした・・・・。

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業・業・スターリン

我輩が下痢で苦しんでいる間になんと、渋谷でもザ・スターリン復活ライブが行われていたではないかッ。くやしいので書くのだッ。
http://www.youtube.com/watch?v=UKrdrVN-M84
恒例行事と化した「臓物投げ」だが、それよりもミチロウさんの肉体の瑞々しさ。これが60歳に見えますか?
今回でスターリン封印ということらしい。「メシ喰わせろ」のイントロにおけるサイレンの爆音を生で浴びたかったなちっくしょうめッ。
どうせみんな内臓まみれになってるんだから、おれがちょっとくらいお漏らししてもわかんなかったんじゃないか?

和製パンクの名盤『STOP JAP』なんて、中三の時にカセットテープで買って、LPレコードも買って、CD買って、いま手元にあるのがレコ倫に手直しされる前の無修正版『STOP JAP NAKED』に落ち着いているのだが、これは自分の葬儀あるいは追悼集会にはよろしければぜひ、お見送りの音楽として使用して頂きたい。親戚とかすげえ嫌だろうけどもな。まあわたくしの最終メッセージですよ。それくらい皮膚感覚に馴染んでいるというか。気にすることはないぜ、みんなデタラメ、だぁ。
アナーキーとかRCなども聴いていたが、彼らと決定的に違うのは、バンドイメージが「粘膜」というか「粘液」というか、音楽が生々しい「傷口」そのものであったことだろう。
パンクとしてはピストルズより先に知った。だもんで、最初はピストルズのポップさに少々とまどった。
ミチロウがビジュアルイメージに起用する宮西計三・丸尾末広・平口広美なども実に「内臓感覚」な絵師たちで、その視覚的イメージも大きいと思う。
アメリカやイギリスにも引けを取らない、「情念のパンクバンド」であったのだ。
伝説ばかりが先走りして、実際の音に触れるとしょぼかったりすることが少なくない中で、彼らのCDが廃盤にならないのは、今の10代が聴いても十分に過激で刺激的で、日本的情念ドロドロな音楽だからだと思う。
おそらくそれはこれからも一部のリスナーに届く、生理感覚を逆撫でする劇薬のようなパンクロックである。
自分がハードコアに行かなかったのも、スターリンが非常にマゾヒスティックで自虐的なバンドであったからであり、バイオレンスや恫喝をポリシーとするハードコアパンクとはまったく別物に見えたからである。
初代ベースの杉山晋太郎氏もかなり前に鬼籍に入っており、最近、初期ギタリストのタム氏もお亡くなりになったということで、そんな意味も含めて暫定的スターリン復活なのであろう。
死ねなかった還暦のパンクロッカーに唾を吐け!その成分はもちろん「愛」だ!

パンクロッカー讃江

なんかこう急に秋になりやがってこんちくしょう、涼しくていいじゃないか。しかし今年の猛暑にもかかわらず、レギンスを履いていた女子というのは一体どういう了見だったのか。不思議です。
最近年甲斐もなくシド・ヴィシャスTシャツなどをもらって着ているのだが、さすがフォトジェニックだなあと感心とかしている。ファンになりそうです。
いかにもギャング然としたこのお兄ちゃんを猫背のボーカルの横に並べたらいい感じじゃね?とコーディネートしてみせたマルカムの審美眼はやっぱり大したもんである。
ただ自分は、「パンクとは、自堕落じゃなくて自覚だ」と思っているので、死んでからプリントシャツや冠バッジの人気者になっているシドより、ブクブクに太りつつもピストルズ再結成をやり切って見せた意地の男、ジョン・ライドンを肯定したい。
ロカビリー/ガレージ/ブリティッシュ・ビート/パブロックなど、パンクに連なる不良系の音楽はやはり素晴らしいし、実はそっちの方が好きだったりする。本は売っちゃってるけど、この辺はまだしばらく手元にありそうだ。
大抵の人がいろんな物を切り捨ててまっとうになっていくのだろうけど、「ん~、もうちょっと踏ん張ってみよう」と思わせてくれる至高のガラクタの山である。
いい大人が集まって、「バイブレイターズ」とか名乗ってるシーンなんて(確実に確信犯)、他にちょっと見たことないぞ。
レゲエパンクの「ラッツ」とか、オーストラリアの「セインツ」とか、中学生パンクの「イーター」とか、郵便局強盗をやらかした「ルー・ルイス」とか、みんな聴いた方がいいと思うよ。盛り上がってんの絶対おれだけだけど。

ロックンロール・スウィンドル・イズ・ダイ!

むう。なんとか立ち上げた。
しかし皆様がさくさくと使っているらしいブログの設定さえ、自分には難しい。
なんだかわかんねえ用語がいっぱいだ。世の中天才ばっかでした。つうか、この人(おれです)が「以下」なんだが。
まあ所変わればってやつで、書く時の心構えが違うと言うか、なるほど「絵日記」みたいなブログが咲き乱れとるわけだ。ははん。
(うちの以前の日記なんか、画像もリンクもダメでしたもんね)

少し前に大変おいしい魚料理の店でお昼をしていたら、カレイの煮付けを頼んだサラリーマンが、食べる前に写真撮ってる。
ブログにでも載せんだろ、と思ってたら、食べ進むのと同時進行で何枚も写真撮ってる。
お前は検死官かと。アホかと。うまけりゃ集中して食え。大変下品であった。

「下品」と「普通」の境界線ってのもなかなかムツカシイが、いわゆる世間一般からは下品と言われるものをスタイリッシュに再構成したバンド、『セックス・ピストルズ』の生みの親、悪徳ジャーマネとして名を馳せた、マルコム・マクラレンが死んだ。
ドリフで言えばいかりや長介みたいなもんでしょうか。
そうなるとジョニーは志村けん、グレン・マトロックは荒井注、シドは高木ブーってな立ち位置になる、と思う。
マルコムがいなければ彼らも、古着屋にたむろしてスモールフェイセスあたりをコピーしてた兄ちゃんにすぎなかったわけで、「パンク」というヒントはそれほどグレイトだった。
三大パンクとよく言われるが、ダムドはちょっとコスプレだし、クラッシュは服装からして戦闘的なので、今見るとピストルズ、すごくオシャレだなあと思う。
ああ、初期ジャムが着てた黒スーツは、「紳士服の青山」のバーゲン品みたいだった。

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