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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

すうさい堂は閉店しました。17年間ありがとうございました。

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「悪魔のようなあいつ」だった男




翔壱書店発行『watch out』vol.10入荷中。
今回マイナーなグラムロックのコンピに関する記事が載っているのだけど(AVファンジンです)、かの「退廃美学」とロックンロールをミックスした文化ってのはパンク以上に日本からは生まれないもんだな、などと思っていたが一人だけ、「沢田研二」という人を思い出した。

『沢田研二A面コレクション』なる3枚組CDがお気に入りなんですが、ジャケがワゴンで売られてるバッタもんのコンピ(ラブ・バラード集にニール・ヤングの「ヘルプレス」なんかが入ってるやつ)みたいだったり、シングルのジャケが全部掲載されてるのに白黒だったりという、痛い側面を差し引いても素晴らしい内容。
酒を飲みながら聴くなら大ブレイク直前の、はんなりした曲たちが良い。
『勝手にしやがれ』以降の活躍ぶりは小学生だった自分もよくテレビで目にしたが、とにかく強烈にカッコよかった。
ヒデキひろみゴローとは確実に「匂い」が違ってた(ゴローちゃんは「カックラキン大放送」のレギュラーだったので、親近感はあったが)。
百恵ちゃん・ピンクレディー・キャンディーズの最盛期も一応知ってるけど、一番好きだったのはジュリーであった。すでにその頃から「野郎好き」の発芽があったと思われます。
動画サイトにも当時の映像がバンバン上がっていて実にありがたいもんで、それらを見ると子供の頃に思った「カッコいいお兄さん」という憧憬にまったくブレがない、というのはすごいことです。

パラシュート背負ったり(後の「タケちゃんマン」の衣装にインスピレーションを与える)、金色のカラコン入れたり、ナイフを振りかざしたり、ナチ的イメージを多用したり、女装したり、ずぶ濡れになって手には血塗れの包帯だったり、ウイスキーを含んで霧のように吹くパフォーマンスの曲はPTAが「行儀が悪いざんす」と怒ったりした。
「お茶の間を挑発する」エンターティナーとしては、目いっぱい好き勝手なことをやっていたのであった。こんな人は後にも先にもない。
音楽的にも腰に来るファンク・ネオロカ・ロッカバラード・パワーポップからニューウェーブ、最高峰はBOW WOW WOWみたいなジャングルビート・『晴れのちBLUE BOY』だろうか。
ギター3本を従えた贅沢なバンドで『ストリッパー』を歌うド派手なジュリーはビジュアル系の元祖?とんでもない、ジュリーは下なんか向いて歌わねーぞ!

これらがすべて「歌謡曲」の範疇で作られていたというのがまたすごいところで、「俺はロックやりますんで」とか言って箸にも棒にもかからんようなことをやってる平凡なタレント(?)連中とはプロ意識がまるで違う。
歌詞も実は男っぽいのが多くて、『カサブランカ・ダンディ』の「聞き分けにない女の頬を/ひとつふたつ張り倒して」なんてフレーズは、「つないだ手を離さない」「同じ歩幅で」「隣りで笑っていて」くらいしか歌うことのないJ-POPのご時世じゃ封印だろ、これ。
セクシャルなイメージも非常に強いな。『おまえにチェックイン』なんて、いたした後のラブホの朝だもんな。
名曲『勝手にしやがれ』は当時小学校高学年だったけど、男女の機微はいざ知らず(いまだにわからん)、歌詞から伝わる哀しげなイメージは完璧に理解してたもんな。「バーボンのボトル」まではわかんなかったけど。
なんにしても、阿久悠という作詞家も大天才である。
特に『サムライ』を歌うジュリーは、デビッド・ボウイに匹敵するグラムロッカーっぷりだったと思う。
まあなんつうか、エロい。爪の先までエロい。
グラム時代のボウイ自身がフェイクで固めたパフォーマーだったので(マーク・ボランは本物)、そういった意味でも彼らは同等である。

デカダンスをお茶の間に持ち込んだ「悪魔のような」ジュリーも(その一方で志村けんとコントやったりしてたんだよ!特に「鏡」は名作である)、現在65才ということで、選挙演説の応援に現れた姿はまるで「ふくろう博士」みたいでちょっとびっくりした。デビッド・ボウイのような「ハンサムなジサマ」にはならなかったけど、あれはあれで男の姿としてはアリである。艶っぽい歌声は相変わらず。ライブも盛況らしい。








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ゲンスブール・links・根本敬



『ゲンスブールと女たち』などという映画を観ると、ロシア系ユダヤ人で、アルコールとニコチン中毒のセルジュ・ゲンスブールというおっさんは、大変おモテになったのだなあ、ということがわかる。
ヨレ者が発するフェロモンってのは確かにありますな。ロックだったら、イアン・デューリー(左半身不随)やジョニー・サンダース(ヘロイン漬け)なんかがそれかも知れない。
で、中古で『ゲンスブール・コンプリート』を集めているのである。もちろん500円以下で。全9枚。現在持ってないのはvol3と6。
キャリアも長いので、フレンチポップ・ジャズ・ラテン・レゲエなど様々な音楽をやっているのだが、ゲンさんのエロつぶやきボイスの前では、ぶっちゃけ、「みんなおんなじ」である。
そんな中で異彩を放つのが、『第四帝国の白日夢』(ROCK AROUND THE BUNKER)。1975年。

ナチス(第四帝国)がテーマである。ゲンスブールもユダヤ人なので、映画によると子供のころに「ユダヤの星」を付けさせられていたらしい。
ライフワークにもなりそうなテーマだが、ジャケットもふくめ、すんげーテキトーな内容である。
ユルユルのオールディーズ風ロックンロール大会。国内盤にはあの根本敬氏がイラストと文章を寄せている。うーん、わかっていらっしゃる。
『ナチ・ロック』なんて、映画で使われているバージョンを聴いたときはテンポも速くてキーも高くてえらいカッコいい曲だなと思ったのだが、これに収められているオリジナルを聴いてずっこけました。かなりずっこけました。即座に梅宮辰夫の『ダイナマイト・ロック』(全然ロックじゃない!)を連想した。
ヒトラーの愛人エヴァ・ブラウンに捧げた『エヴァ』、さらに彼女が好んだスタンダード『煙が目にしみる』のカヴァーを続けて収録するなど、念の入った嫌味である。
タイトル曲にしても「おぞましいナパーム弾/炎の舌が傷のような/深い断崖の上に張り出す/すべてが焦げ/すべてが震え/廃墟となって崩壊する」といったシリアスな歌詞なのだが、能天気な「ロッカランダ・バンカッ♪」の女性コーラスにより、すべて台無し!

オサレ方面には完全にシカトされている一枚であり、本人もふざけ半分で作ったのかも知れないが、結局のところ「でも、やるんだよ!」である。このレコードは当時もまるっきり売れなかったらしい。
ジェーン・バーキンとのエロエロデュエットを聴いたときもぶっとんだおっさんだなあと思ったもんだが、フランスの大スターでありながらも(ルックス的にも勝新太郎に似ていらっしゃる)、国家をレゲエにアレンジして大顰蹙を買ったり、精神的には非常にパンクな人だ。
ラフなんだけど、一挙手一投足が様になる。カッコいいってことはやっぱり重要だなあ。
(フランス語がまったくわからない日本人は訳詞を追いかけるしかできないのがちょっと辛いところだが)
根本さんの文章がやっぱりイイ感じに的を得ているので、ちょっと引用。

「バカバカしく下品で下らないマヌケな事もトコトン突きつめればある種の崇高さに辿り着かざるを得ない。
(中略)ナチズムだろうが南京大虐殺だろうがそういった人類負の遺産とされるものからハト時計やでんでん太鼓に至るまで本質とはそうゆう事だ、所謂、しゃれにならないものや事ほど実は最高のしゃれになり得る。」






シンガーソング漫画家・楳図かずお自作自演集




伝え聞くところによると楳図かずお氏という方は極端な乗り物恐怖症で、電車の中でも座っていられずにずっと車内を歩き回っていたという。 このような極端な繊細さが「恐怖」を生むのかも知れないが、1975年に驚異のレコードも生んだ。楳図かずお作詞・作曲・歌唱による『闇のアルバム/楳図かずお作品集』がそれである。
企画ものであるには違いないのだが、漫画家でもありトリックスターでもある楳図氏は音楽家でもある。糸井重里という人もかつて、勢いに乗ってテクノポップのレコードを作ったが、チラリとした聴いたことはないのだがそれがなかなか悲しい出来であったのに対し、このアルバムのクオリティはとても高い。 例によって中古で購入したのだが、このCDを買う層はかなりコアなファンであり、そういう人は大事にして手放さないようなので、なかなか中古市場に回らないんである。ちなみにまだ廃盤じゃないと思う。たぶん誰もやってない全曲レビュー。

『洗礼』
アルバムレコーディング期に連載していた漫画作品と同タイトルのオープニング。 ババアの脳を持つ小学生・さくらが憧れの担任教師の「妻の座」を得るため、彼の奥さんを精神的に追い詰め病院送りにしてしまうのだが、「誰も邪魔などしないでほしい/許されないことと知りながら/普通に生きたいだけだから/許したまえ許したまえ」とえれーこと自分勝手な懺悔をするシーンがあるのですが、そこの見開き二ページに書かれた詩に楳図先生が曲をつけ自ら歌う、オリジナル賛美歌。楳図氏の声もアマデウスのように伸びやか。

『イアラ』
楳図漫画としてはあまりメジャーではない作品の同タイトル曲。
古代から人類滅亡の未来まで、一人の男が最愛の恋人と、彼女が叫んだ末期の言葉「イアラ!」の意味を追って時空を超えた旅をするというストーリー。 ホラーじゃないんだけどなかなか味わい深い作品なのでぜひ読んで頂きたい。 ソフトロック(喫茶ロック)と言えなくもない優しい曲。ちなみにイアラの意味は「また会いましょう」。ってことがラストで明らかになり、ちょっと膝カックンてなった。

『へび少女』
楳図作品に最多で登場する動物といえば、蛇と蜘蛛です。本人は蜘蛛が怖くてしょうがないらしいが。
この曲はインド音階を使っており、何気にストーンズの「ペイント・イット・ブラック」に似ている。
歌詞に関してはホラー的な描写ではなく、少女が大人になるということは心の中にへびを飼うことであり、そいつが目を覚ましたから何も知らずにすめばよかったものをお前は今日から一人で、笑い転げた昨日もわからない、苦労することになるが体だけは大事にしろよ、つらけりゃ帰って来いよ、と送り出すという、全文掲載したくなるような高尚な内容。

『蝶の墓』
これも心理ホラーの名作ですが、曲はラウンジっぽくお洒落。
あるいはダークなフォークとしても通用する。浅川マキや中山ラビがカヴァーしていたとしてもまったく遜色のないクオリティ。

『おろち』
これはもう不朽の名作。漫画の描写を愚直に実写した映画作品があったが、あれなんか大正解でもう大感動したもんだが(観ろ観ろ観ろ観ろ!!)、エンドロールの曲は作者歌唱のこの曲にして欲しかった。
ちょっと狙った昭和歌謡をやるバンド(シロップとか)がカヴァーなんかしたら、確実にはまるはず。

『闇のアルバム』
この漫画作品は1ページがひとコマで描かれており、ラストでオチがどーんと来るという内容で構成されているアバンギャルド風味のもの。
まさにダークな昭和歌謡という感じ。由紀さおり・ちあきなおみ・研ナオコなど「本物のディーヴァ」がカヴァーしていたとしてもまったく遜色のないクオリティ。 
「雨に濡れて真っ赤なバラが咲いている/ひとつだけ」

『おとぎばなしのヨコハマ』
原作がない完全なオリジナル。
本人はアルバム中最もロックンロールな曲とおっしゃっていたが、これはもう・・・・・どこから聴いても完璧な歌謡曲。やはり天才は感性が違う。

『アゲイン』
これは未読なのだが「まことちゃん」の雛形らしい。
「青春はいつも駆け足~」の出だしどおりの王道青春歌謡。

『漂流教室』
かの凄まじくもグルーヴィーな光を放つ永遠の名作!をモチーフに曲を作ってみたらアルバム中最も牧歌的になっちゃった!という問題作。
これを聴くとあの作品に込めた最終的なメッセージは「希望」だったのだろう、ということがわかる。うちに帰ろう。

『森の唄』
これもオリジナルか? 人は時にははるかかなたに黒々とした森を見て、そこでけものになってウォーと叫びたいものです、という内容で、つまり楳図かずお作品を読むとはそういうことなのです。
全編を通して深層心理を捕らえるような歌詞の乱れ打ち。やはり才人。

と、ここまでが本編。ボーナストラックも入っていて、ファンキーな『スーパー★ポリス」やガチで熱唱している『YOU ARE MY DESTINY』も良いが、白眉は『プールサイド』である。
楳図かずおのアルバムということでホラー音楽のようなものを期待した方もいると思うが、そういったギミックは一切使われていない。
そんな中でこのピアノ弾き語りで朗々と歌われる曲は、恐ろしい言葉など一切なく、ラブソングの体をなしてはいるのだが、なんとも不穏である。 最初は聴き流していたが、急にひっかかってちょっとギョッとなってリピートしてしまった。
恐怖の描き手はあらゆる手段を使って不安感を引っ掛けてくる。  

そしてこのアルバムはアートワークも素晴らしい。
楳図かずおといえば「格子模様」であります。               

アイドルが勝ちますよ、そりゃ。



あ、ポジティブすぎるブサメンのすうさい堂です。自分、そんなに不細工だと思っていません。彼女はたまたま出来ないだけです。おやおや?
で、国民的アイドルといえばAKB48なのだが、ここのところの人事異動が過激すぎる。
博多はともかく、上海、そしてジャカルタ!ジャカルタに支部があるなんて知らなかった!
まともな勤め人でもへこむレベルである。
総選挙やエースあっちゃんの脱退により、総長の座を狙って笑顔で争われる仁義なき戦い!
今回大島さんが看板となったわけだが、CMにもっとも出ているのはともちんのような気がするし、写真集やグラビアはしのまりが強いような気がするし、ananにはこじはるが度々モデルとして登場して女子人気の高さをうかがわせるし、直木賞作家は自分の映画に「あっちゃんじゃなくてゆきりんが出てほしかったのに!」と我儘言ってるし、たかみなファンは彼女の「がんばっている」姿に感動するらしい。しかし「がんばってる」っていう評価もちょっとなんというか、「すうさい堂はがんばってるから好き」とか言われたら、オレ少し悲しくなる。
なんにしても下克上の世界なんである。
ロックを聴きすぎたであろう知り合いが、チェッカーズのレコードを百円で抜いてきたりしてホクホクしているのは知っていたけど、少し前に『ももいろクローバー』というアイドルにはまってしょっちゅうイベントに通っていると聞いたときは正直、「この子は一体何をやっているんだろう?」と思っていましたが、いまや『ももくろZ』、バカ売れ。天上人。御見逸れしました。
そりゃ売れなくなるわ。ロックバンド。アイドルの動向のほうがよほど刺激的なのだから。
相変わらずperfumeの人気、ライブ動員はすごいようだし、「なんで歌も歌わない、単なるカラオケに熱狂してんだ?」と思っているような輩は、彼女らが「生歌を放棄した上でさえ、人々を熱狂させることができる才能」をもった凄腕の表現者であるということが分かってないのだ。

ロックバンドに華がないとは数年前から思っていたことで、例えばあの「魚くさい」とかいうバンドのボーカルのショボさなど、それは音楽的才能とは関係のない部分でもあるわけで。
カジュアルすぎる。うつむいて演奏されてもありがたくもなんともない。英詞で歌うのは逃げである。「努力して」ロッカーに近づいてやろうという意思もない。皮ジャンもスーツも着こなせない。
クレイジーケンバンドの登場が日本のロックを一旦、区切ったような気がするのである。
なにしろ彼らはそれまでさすがに誰もが無視していた「ムード歌謡」まで取り入れてしまったのだから。ここまで練り上げられてしまっては、確かにもう後が難しい。

ロックなんてものは結局、何かを傷つけてなんぼなので、それを標榜するならばもっとみんな、「人を不愉快にさせないとダメ」だ。
なんでそんなにオリコウサンで好青年なんだ?
露悪趣味の過激さ・無責任な無意味さ・表層的な気持ち悪さ・低次元の暴力性・笑っちゃうようなキザさなどのダメダメな要素がこれほど必要なシーンもかつてなかったと思う。だからアイドルに負けちゃうんだよ。アイドルこそロックだ、と言うつもりはないが、「48人の刺客」たちがニコニコとばらまいてるフェロモンはそれこそ、「内面ばっかり見つめてる」バンドマンたちとは無縁のものだからである。

夏だから、レゲエ(・・・嘘くせえ)



レゲエというものが基本的に苦手で、ボブ・マーリーでもカラッとしたものは聴けるのだけど「ワン・ラブ」とか歌われてもちょっとなあ、「ノーウーマンノークライ」の合唱もアレだなあ、なんて感じである。スカのチンピラっぽさはカッコいいと思うのだが。
例外はスティール・パルスで、二枚しか持っていないが、ブリティッシュ・レゲエ特有の「ひゃっこさ」は気持ちがいい。
『クー・クラックス・クラン』というヒット曲があるのだが、テーマのきわどさもさることながら、ライブではkkkの定番衣装「白装束の三角帽子」を着たダンサーが踊っているという演出をしていたりする。さすがパンクと共闘していただけのことはある。

日本ならば「ミュート・ビート」。名匠・小玉和文氏も在籍したレゲエ・ダブ・バンド。
実は売ろうと思って仕入れたのだが店主が気に入ってしまい、私物行きになりました。
アマゾンではセカンド『ラヴァーズ・ロック』がプレミアなのだが、ひとつ安く出ていたので購入してしまいました。
80年代は完全にスルーしていたのであった。ビートパンクやらハードコアが全盛の時代において、あまりにも大人っぽかったんである。
全編クールなインスト。インストバンドはアジテーター的なメンバーがいると近づきやすくなったりするものだが、彼らはそういうフェイク一切なし。
コドモパンクがどんちゃかやっているのを横目に、メジャーから妥協無しのオリジナルアルバムを三枚発表。
驚いたのは、87から89年の作品ということ。ボウイ全盛イカ天直前という、ロックがもっともスナックに近かった時代である。ちなみに自分はこの辺のバンド、ほとんど聴けません。
80年代後半に彼らの音の先鋭さはちょっと凄いと思う。あの時代にもっとも尖っていた音楽はJAGATARAでもハードコアパンクでもなく、ミュート・ビートだったんである。
原発の煙のジャケットが目を引くセカンドはインパクトがあるが(この頃、反原発ブームがあった)、そういうメッセージを受け取るにしても流すにしても、アルバムは三枚とも同じように強靭。
ということをつい最近になって理解し始めたら、ベーシストの松永孝義氏が亡くなられた。享年54才。
この人のタメの効いたベースプレイはめちゃめちゃカッコいい。ミュートのオリジナルアルバムは廃盤だが、ベストは購入できるはず。できれば三枚とも再発して欲しいと思う。(しかし、知り合いのクラブ経営者にソックリです)
http://www.youtube.com/watch?v=EbpDiVxaq0M

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性別:
男性
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古本すうさい堂
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