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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

すうさい堂は閉店しました。17年間ありがとうございました。

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ブックレビューイベント



「人生相談」ほどお気楽なものはない。するほうもされるほうも実はどうでもいいと思っている。
テレビなんてのは完全にバラエティ扱いなので論外として、ラジオや雑誌におけるいろんな人がやってる人生相談コーナー。
そもそも「会った事もない人に」「取り上げてくれるかどうかすらわからない」悩みを投稿することが実に薄っぺらいというか「本当はどうでもいい」んじゃないの?と思うわけ。
それに対して真摯に答えるパーソナリティーには「ああ、仕事してますなあ」。以上。
ただ「絶対に前向きな答えしか言わない」というのはプロフェッショナルだなあとは思う。自分だったらストレス溜まりまくって降板する。
知らん人の愛だの恋だの友情だの夢だの将来だのと、実に「どうでもいい」ことなのであって、それらは番組や誌面を構成するトッピングにしか過ぎない。おでんにはちょっとだけ辛子をつけて食べたいのと同じこと。
昔のアイドルのフォト&エッセイにもよく人生相談コーナーがあった気がする。ページを稼げる上に「アイドルにだって脳みそがある」という証も出来るわけだから、たいへんお徳。どうでもいい相談を「アイドルらしく」難しい言葉を使わずに答える、ってのが基本である。
たまに見かけるのが夜のコンビニで電話しながら買い物してる奴。
「あっうんわかるわかる。あっでもオレの意見も言っていい?」とかなんとか、一応相談を受けているような口ぶりだが、そいつの買い物カゴには発泡酒とポテチとDVD付きエロ本が入っている。
そして「限定カップ麺はどれを買うべきか?」と目まぐるしく考えている。
本当の悩みとは「肉親や夫婦の問題」「金銭の問題」「健康上や身体の問題」にほぼ集約され、しかるべき施設に出向かうのが正しい。

『リリー・フランキーの人生相談』(集英社)は相談内容こそ凡庸だが、すごいのは聴き手であるリリーさんが相談相手に直接会いに行っちゃうところ。
で、相手がバカだった場合には「おまえバカだろ?」って言っちゃうところ。
「沖縄は今、おまえみたいな(スローライフな)連中であふれてて本当に困ってんだぞ」「犬を拾うより道に落ちてるおじさんを拾って帰りなさい」等々、名言も多数。帯にもあるようにこの本は「ノンフィクションの傑作」なのである。
というわけで書評おわり。本のレビューをなぜあまり書かないかというと、それが即、ネタバレに通じるわけで、徒労な気がするから。こっちがずらずらと引用してしまうのは勿体ないし、おこがましい。買った人がまっさらな状態で本を読むのが正しい。
5月3日(水)に高円寺フォースで珍しくブックレビューのイベント『俺達は字が読める!』をやるのですが、ゴールデンウィーク真っ最中であり、絶対に誰も来ない。くわつはつはつ。ほとんどの人は楽しい予定で一杯だから、バーテンのお兄さんしかいない可能性も高い。
http://fourthfloor.sub.jp/
とはいえ、明らかに店のスケジュールの穴埋め要員であるとはいえ、なんでもない我々にいつも場を提供してくれるフォースには敬意を表したい。仁義をおろそかにしていると、数少ない人間関係がますますお釈迦になっていく。こうした余興が出来るのもポンコツ店を続けているお陰である。
ポンコツ店、連休中はずっと開けている予定です。3日は19時までです。

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バカのマグナム、ズーランダー!



最近ようやく洋画コメディの鑑賞方がわかってきたのである。
ゆるーくボーッと観てると悪ふざけが川の流れのようにどんぶらこっこ、あーっいっちゃったよー、という感じではい終わり、ってなイメージでした。言葉もセンスも習慣も違うのだから面白さは伝わらないじゃん、という偏見もあったりする。
が、それはそれとして、ツッコミのアンテナをマックスにして鑑賞すると、さりげないギャグも感知できるようになる。つうわけで、また無駄な特技がひとつ増えました。
最適なテキストが『ズーランダー』(2001)。監督、主演はベン・スティラー。
ファッションモデル、デレク・ズーランダーが主人公。背は低いが甲本ヒロトっぽくもあり、グラサン姿はシド・ビシャスみたいでもあり、実際カッコいい。と書くとオサレっぽいけど、すっげえバカなので安心安心。
長年トップを走っていたがズーランダーだが最近、ハンセルというマッチョ系モデルが頭角を現す。
でもインタビューで「尊敬しているアーティストはスティング。彼の音楽は聴いたことないけど」と、堂々とのたまうバカ。
彼らバカふたりがその年のモデル・オブ・ザ・イヤーを争う。ズーランダーは自分だと信じ込んでいるので、アナウンスをまったく聞かずステージに上がるが、今年のナンバーワンはハンセルだった。
その大ポカを二分割画面と流暢なカメラワークで捉える。「あっズーランダーってバカなんだ!」と観客に納得させる素晴らしいイントロ。
冒頭で流れるのはブロンディの『コール・、ミー』。チャラい。ものすげえチャラい。さらに作品中に流れるベタベタな80年代ヒットが、この作品のチャラい輪郭を固める。

傷心のズーランダーを励まそうとモデルの友人たちがドライブで盛り上がるが、ガソリンスタンドの事故で全員が死んでしまう。ここ、史上稀に見る犬死にシーンです。死因は「バカ」。
ズーランダーは葬式で「モデルだってガソリンが爆発すれば死んじゃうんだ」と偏差値が存在しないようなスピーチをしたあと、モデルはやめると故郷へ帰っていく。
彼の故郷は炭鉱町。顔を真っ黒にして働いている父親や兄弟のもとへ「全身ヘビ皮のスーツ」で現われる。偏差値もないが空気も読まない。
現場ではもちろん役立たず。仕事を終えて家族が一杯飲んでいるときに、息子が人魚に扮しているCMがテレビ画面に映る。
父親は「マーメイドになんかなりやがって。死んだ母さんが見たらきっと泣く」と吐き捨てる。
それを聞いた息子デレク、半ベソで「マーメイドじゃない!マーマンだ!」。いやーきっと、そういう問題ではないと思うんだよね?
長々とツッコミを続けているが、物語はまだ何も始まっていないのです。

そんなズーランダーを新作のショーに起用したいと、デザイナーの「ムガトゥ」から連絡が入る。
というのは建て前。実は歴代要人の暗殺は「洗脳されたモデル」が絡んでおり、新しいマレーシアの首相が「労働者にいい条件を与えてしまうため」、それじゃあ自分たちの工場が儲からんではないかと、ファッション業界の組合が彼の暗殺を企てる。
なぜモデルかというと「連中は体を鍛えている上に命令を聞くバカだから」という理由。いくらなんでもそれはないのではないかと思います。
その中でも特に「頭空っぽ」のズーは最適、というわけである。
業界に戻ったズーランダーはハンセルと「ウォーキング&命がけのパンツ脱ぎ合戦」(このシーンでは本物のデビッド・ボウイが出演。お疲れ様です。不動産屋時代のトランプもカメオ出演している)をした後に、バカたちの友情が芽生える。
そしてふたりはタッグで業界の暗黒組織に立ち向かっていくのであった!かというと、そうでもない。
バカ同士なので話の肝がわからず、会話のほとんどは上滑りしていくのである。
特に敵のアキレス腱であるところのパソコン(当時のアップルのようだ)を手に入れてからの「どっちもどっち」のバカッぷりは絶品。
さて、洋画コメディは「登場キャラの平均値がほとんどバカ」というパターンが多いようだ。
ただ、ヒロインだけはまともであり、これをツッコミに見立てるとわかり易くなると思う。本作も然りです。
そして、映画ラストの「噴水」。ここは見逃し勝ちだと思うけど、「ズーランダーっていい奴!」とほっこりする。
16年前の作品だが、非常に今日的なバカである。みなさんこんにちは。


いっそのこと解散してくれ欅坂



先ほどウェブサイトの取材があり、ブログを読んで頂いている様子で、「まあ本のことは一切書いてないですけど、わはははは」と和やかに進み、そういうわけでまた本とは関係ないことを書く。
ちなみに5月3日に高円寺フォースで『俺達は字が読める!』というブックレビューのイベントをやるのですが、連休にわざわざ足を運んでくれる人もほぼいないでしょうけれどもよろしくお願い致します。相方は厭世大王のポーキー・ラモーン。ゴールデンウィーク・ファックオフ!
http://fourthfloor.sub.jp/schedule/index.php

いや前回「とんねるずみたいなもん」とか書いてしまった欅坂46なのだが、そんな生易しいものではなかったようである。たいへん申し訳ございませんでした。
「今後はリアルな不協和音が起こる」とか書いた矢先に、メンバーの一人が体調を崩し長期休暇。
今泉佑唯という笑顔キャラで、人気は五本の指に入るんじゃないかと思うのだけど、そんな子でも折り合いがつかなくなるほどハードな日々だったということだ。
ちなみに先日のMステ出演時は口パクも放棄した鬼気迫るパフォーマンスで、完全にPVを凌駕。
休業中メンバーのポジションは埋めずに空けている、というスタンスには思わず涙腺がゆるんでしまうのだった。しかし平手ちゃん、どこまで行く気なのか?

きっと楽曲としては『二人セゾン』なんかの方が名曲なのだろう。
ただ自分も含む多くは恐らく、『サイレントマジョリティー』『語るなら未来を・・・』『不協和音』のようなガーン!と来るものを期待しているのだ。
(しかしアイドルの歌詞に「抹殺」という言葉が出てくるなんて前代未聞。案外、秋元康の方が引っ張られてしまったんじゃないだろうか)
非常に残酷なリクエストだと思うのだが、それにキッチリと応えるメンバーたちがすごい。
もともとAKBや乃木坂に憧れてアイドルになったのだろうけど、まるで違うグループになってしまっている。時にてちはまだ15歳。
同じことを同じ年齢の男子アイドルがやったところでまったく響くわけがなく、なぜかというとこの時期の男は全部バカということを我々は知っているから。
女性アイドルが必死に食らいついていく姿が素晴らしく、しかも痛々しい。
自分にとってアイドルとはたいへん「圧が強い」もので、特にももクロの「アイドル圧の強さ」はちょっとついていけなかったのだが、欅ちゃんは「あっこれならいいんじゃない?」とか思っていたらいつの間にかズブズブと。あっテレ東レギュラー番組の「ド素人っぽさ」もいい感じ。
あまり書きたくないんだが、「セックス・ピストルズの最盛期ってこんなだったのかな?」と思わせる高揚感が確かにある。書いちまったな。思いっ切り恥ずかしいなこれ。
時にてちはまだ15歳。ちょっとがんばりすぎじゃね?このままがんばってると本当にボロボロになってしまうのではないか。
いまのところ匹敵するメンバーもおらず、ひっじょーに繊細なバランスの上でグループが成り立っている。ゆえに目が離せず、我々はさらに「もがき苦しむ欅坂が見たい(特に平手友梨奈)」という残酷な期待をする。最悪である。
ピストルズはデビューから二年で解散。ってことは欅坂も、もういいんじゃないか?と、思ったりもする。
てちにはいっそのこと引退してもらってもいい。時にまだ15歳。


欅ちゃん最高かよ



いつも殺伐としたことを書いているので、今回はかわいらしいものについて書く(なので「ぶっ殺す」とかは使用禁止)。
欅坂46の新曲『不協和音』がメガヒット。PVですでに何十回も見たが、鳥肌もんのカッコかわいさである。
「アイドルとは思えない」とか「アイドルの壁を破った」とかの声もあるけれど、それは「アイドルという枠組みがまず存在する」という条件があるわけだから、彼女たちの曲は紛れもなくアイドルソング。
『不協和音』の歌詞もここまで圧が強いと、ファンタジー性を帯びてくる。ほらやっぱりアイドルソングだ。
(ちなみに「欅はロックだから」とか言い出す親父たちは確実にアホなので、シカトして下さい)
少し前に欅坂のことを書いたときは本当に何も知らなくて、ナチコス騒動のついでに見た『サイレントマジョリティー』のPVがあまりにも鮮烈だったもんで、以降ネット検索「欅坂」でタダ見をしまくっているという次第。
いまから考えればナチコスなんてどうでもよくなるくらいの、カッコかわいさである。
特にフロントに立つ中学生・平手ちゃん(てち)は「山口百恵の再来」との声もあり、デビューから殺し屋みたいな眼光ではあったが、最新曲ではいよいよ全身に殺気を帯びてきた。
もともと白目が多いのである。
当初はてち以外はみんな同じに見えたのだが(なんせ衣装が全員同じ)、最近になって全員の顔と名前が一致するようになった。ついでに「欅」もそらで書ける。はは。はは。
ちなみに誰が押しメンとかは「おまえみたいなキモいのがなにを言っとるのだ。死んでしまえ。いや、ぶっ殺す(あっ書いちゃった)」とか言われるので非公開です。
彼女たちの帯番組もチェックしており、それを見ると本当に普通の子たち、あるいはひょっとしてバカかな?と思ったりするのだが、そんな女の子たちが一丸になると誰よりもカッコいい、すごいことができるということに、おっさんは少し涙ぐんでしまうのだった。
ちなみに番組の収録中に「あたしかわいくないよ。だってみんなかわいいんだもん」と泣いちゃったメンバーがおり、それを見て以来「この子も押す」と決定。
かわいい女子が「あたしかわいくない」と言って泣いてしまうことほど「かわいらしいこと」がこの世にあるだろうか?

少なからずプロデューサーの秋元康氏は悪い意味で商売人呼ばわりされたりしているけど、本当にそうなんだろうか。
他のJポップの歌詞と比べてみればその差は一目瞭然。しかもAKB グループの全作詞をしているので、めちゃくちゃ働いている。
誰かは忘れてしまったがある作家が「儲かってますね、と言われるが、儲かるとは労せずに収入があるということなので、自分はただ働いているだけだ」と書いていた。それと同じではないか。
彼の場合、詞が先行なのか曲に詞をつけるのか知らないけれど、曲先行ならば『不協和音』のようなメロディーによくこの詞が乗せられるもんだと思う。歌うのも難易度が高そうである。
もともと秋元Pはとんねるずあたりに「世を憂う男気ソング」みたいなものも歌わせていたので、欅坂はそれのアイドル版と考えてもいいと思う(AKBの『ビギナー』なんかもその系譜)。
しかし『サイマジョ』~『世界には愛しかない』~『二人セゾン』で『不協和音』という流れはかなり練られたバランスでリリースされている。AKBみたいになんでもありってわけじゃないのだ。
「説教臭くて嫌い」というアンチもいると思うけど、自分はかわいい女子に説教されるのはやぶさかではない。

で、「アイドルは今しかない!」のである。
現在は一丸となって絶好調だが、今後は確実にリアルな「不協和音」が起こる。
それは詮無いことなのだが、ゆえに今どんな形でも追いかける必要があるということだ(遠まわしに言ってみたわけだが、お金を一円も落としてないということに関しては、本当に申し訳ございません)。
しかしリアルタイムで欅坂はよかったなあ。長生きはするものだなあ。
「僕は嫌だ!!」今年上半期はこれっしょ。
ところでこの決めゼリフについて「てちとねるではテンションが全然違う」とか言い出す奴らがいると思うのだが、人はそれぞれバラバラなんである。違っていていいのである。一体歌詞の何を聴いているのか?
そもそもアイドル(長濱ねる)がかわいくて、一体何の文句があるというのか?不思議なことである。
『不協和音』は振り付けも激しくて、手の動きなんか早すぎて何が何だかわからないよ。ズブの素人がここまでのパフォーマンスに到達できたということも泣いちゃうポイントだ。あと百回くらい見ようっと。


マーズアタックのせいじ的いみあい



久々に鑑賞した『マーズ・アタック!』(96)。もういい加減おとななので、この作品が実は辛辣なメッセージを放っていることに気付く。気付いちゃいるが、それはうっちゃっておく。
これは立派なバカ映画である。「おバカ映画」ではありません。大物俳優たちがこれでもかと繰り広げるバカ合戦。バカしか出てこない。バカしか出てこない映画は素晴らしい。

火星人が突如飛来し、こいつらが意味もなく始める人類大虐殺。地球を侵略したいのかどうなのかすらよくわからない。しかも「我々は平和の使者だ」との舌の根も乾かぬうちに、飛ばされた鳩を焼き殺し、そこにいた人間たちをぶっ殺し始めるのだが、殺されるのがアメリカ兵や官僚たちなのでまあいいやと笑っていられる。
いや、ここには、異じんしゅ間による、ディス・コミュニケーション、が、え、描かれ、えーとえーと、あっ、ディスコ??えっとディスコ!そう、これはお祭り騒ぎのディスコ映画!
BGMは火星人が乱射するレーザーガンの銃撃音だ!!ががががが!!
脳みそむき出しの火星人の造形からしていかがわしく、CGで作っているのにあえて人形アニメみたいなカクカクした動きをする。まあ、昔から脳みそむき出しキャラってのはカッコいいものが多い。
ハカイダーとか、妖怪人間ベムとか、『ハンニバル』の頭蓋骨を外されたのに気が付かなくて生きてる人とか、みんなカッコいい。

とにかく見所は練りに練ったブラックなギャグである。
「首だけ男と体がチワワ女のラブラブシーン」とか、「火星人とステゴロでやり合う元ヘビー級ボクサー」とか、「どっからどう見てもおかしい『火星ガール』にメロメロになる政府広報官」とか、「シューティングゲームばっかりやってる黒人兄弟の方がシークレットサービスより射撃が上手い」とか、「二言目には『核攻撃だ!』とわめくタカ派の軍曹」とか(結果は観てのお楽しみ)、火星人たちによる様々な悪ふざけとか(モアイ像でボーリングetc!)。
中でも大統領と、いんちきブローカーの二役を演じるジャック・ニコルソンがノリノリだ。「オレ、どっちもやるんだもん!!」と、役をもぎ取っちゃったのだろうか?
火星人たちを前に「世界にひとつだけの花」みたいな演説をぶつのだが、あっけなくぶっ殺される。
ここで重要なのはディスなんとかによるなんたらという解釈ではなく、ニコルソンの死体から火星の国旗が「ぽんっ」と翻るという、ポップでブラックなギャグを笑うことである。
一番皮肉が利いているのは、第一回の攻撃で同胞が虐殺されているのにも関わらず「これはなにかの間違いだ・・・」と目の前で起こったことを認めない、アメリカ政府のマヌケっぷりかも知れない。

オチではあるのだが古い映画だからまあいいやってことで書いてしまうと、痴呆症のおばあちゃんが愛聴する古いカントリー音楽(の周波数)が、火星人の頭脳を破壊していくのである。
ぶっちゃけ人類にとって用無しのボケ老人を、孫の(両親からもバカにされている)オタ少年が救ったことにより、ほとんどの人類にとっては用無しの古臭い音楽が、凶悪な火星人を撃退していくというキレッキレのジョーク。
彼らは人類を救ったとして勲章を授与されるのだが、その式典にもオタ少年は長髪+ネルシャツ+変なギョロ目宇宙人のTシャツ(「ちなみに「エイリアン・セックス・フィエンド」というゴスバンドのジャケ)で貫いている。ティム・バートン監督はいつだってオタクの味方だ。
ちなみにトム・ジョーンズというエンターティナー歌手も本人役で登場する。自分にとっては「単に歌がうまいだけの人」なのだが、彼の持つ無責任感(逃げ上手感)がこの作品には「いい塩梅」にはまっている。
ラストも、なんかいいかんじにまとめやがってこのやろう、と思いました。


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