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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

すうさい堂は閉店しました。17年間ありがとうございました。

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砂糖菓子みたいなゾンビえいが

先日の「すうさい堂式LIVING DEAD」三部作上映会が好評のうちに終了。
三部作なる言葉の響きがもたらす巨匠感!数だけなら「ムカデ人間」と並んだぜ!「マッドマックス」には追いついてないけどな!
新作『SUGAR PUFF LIVING DEAD(18分)』ですが、ゾンビとしても出演しているブルースメンが奏でるカントリー・ブルースがマッチして、非常に心地よいリズム感でエピソードが進行します。
ご家族でも楽しめます、とは言わないが、セリフがほとんどないのでワールド・ワイドに楽しめるはずである。でかい口も叩く。
女子がいっぱい出ているので、たいへんガーリーである。黒髪とグリーン・ヘアのパンキー・ガール二名(主演のIさんはタランティーノが観たら惚れるだらう)。ノイズ・アーティストとして活動しているRさん。個人的には一番好きなパートのGさん。あとは自分含めいい年したおっさん。監督さんのみイケメン。
ほんとは「ブラック・コメディ」とか言いたいのだけれども、作り手の押し付けみたいでなんだかなーという気がとてもするのでやっぱり、単純にホラーである。

しかし、古本屋を十二年もやってると映画が三本も作れる。古本屋冥利に尽きる(バカか?)。
まともに店回せ、という声には耳を塞ぎます。
どうせ世の中的にはゴミ虫君なんだからほっといてください。
やらなくてもいいことしかやる気がしない。
余談だが、今回の撮影でギャグ(猿轡)を使った。ちょっとオシャンティーな性癖のある人たちが愛好する、口にボールを固定して咥えさせるアレのこと。さすがにコンビニとか東急ハンズじゃ売ってないので(と思う)、秋葉原の「大人のデパート」まで購入しに行ったのである。
で、会計に並んだところ、とてもかわいいメガネ女子がいわゆる「バイブレーター(お箸の国では「電動こけし」とも云う)」を買っている現場に遭遇!
そーか、あんな子のカバンの中にあんなものが入っていたりするのかーと思いをはせると、こんな世の中でもキラキラ輝いて見えた瞬間でした。
・・・あー、ともあれ、あの箇条書きみたいな脚本を膨らませまくってくれた、出演者と監督さんに感謝です。

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告知です



ほったらかしのブログですがいきなり告知です。
趣味の映画制作・ゆるふわゾンビ映画の三作目が完成しまして、まとめて三部作の上映会と相成りました。新作は『SUGAR PUFF LIVING DEAD』。女子がいっぱい出ててガーリーじゃん、というわけでこのタイトル。自分もまだ未見なんですが20分強くらい。

8月27日(木) @高円寺4TH
http://fourthfloor.sub.jp/
「すうさい堂式」LIVING DEAD 3部作上映会
0pen/19:30 START/20:00
¥1000+1drink

<< 上映作品 >>

■毎日ぞんび~everyday of the living dead

監督:三浦モトム/脚本:俺
時間:10分
第三回O!!IDO短編映画祭参加作品

■LIVING DEAD★COCKTAILS

監督:小阿瀬正哉(仮)/脚本:僕
時間:15分
第四回O!!IDO短編映画祭参加作品

■SUGAR PUFF LIVING DEAD

時間:20分(仮)/脚本:我輩
監督:君島孝哉

「SUGAR PUFF LIVING DEAD」~休憩~
「毎日ぞんび」+「LIVING DEAD★COCKTAILS」~休憩~
「SUGAR PUFF LIVING DEAD」(二回目)という、流れになる予定。
よろしかったらどうぞ。

落寸号令雷



笑いましたね。いや、この人たちのネタじゃなくて、この人たちのネタに関するデマに振り回されてる人がメチャクチャ多いってことに。
ラッスンゴレライ。まったく何が面白のかわからんが、小中、え?高校生にも大受けらしい。
笑いに対する感性の幼児退行。これは実に嘆かわしい話で、自分たちの世代ならば「タケちゃんマンとブラックデビル」があえて、プライベートな裏話を公共のテレビに持ち込んでやりあったり、「いいとも」では制御されているタモリの本質を探ろうと、夜に放送している彼の番組を見たり、ベタなオチのかわりに当時の最先端の音楽で繋いでいく「スネークマンショー」もあったし、笑いというものはとにかく「背伸びをして」感じようとしていたと思う。少なくとも自分はそうだった。最近は「筒井康隆にはまる中学生」ってのも、あまり聞かなくなったような気がする。
90年代なら日曜8時に放送するにはブラックすぎる「ごっつええ感じ」(キャシィ塚本とかみすずちゃんとか、完全に狂人!)とか、ドリフを離れた志村けんのアナーキーっぷりが凄かった「だいじょぶだぁ」とかあって、笑いっていうのはここまでやっていいんだ!と、とてもクリエィティブなものを毎週見させていただいた。
今の字幕つきのバラエティは確かにわかりやすい。わかりやすいけど、わからなさにこそ首をつっこみたくなるものであり、そこからじゃないか、なんにしても。

ラッスンゴレライ=落寸号令雷で、これはアメリカによる原爆投下の暗号だそうである。
あのね、ブログ書くような人はある程度年齢も行ってると思うんだけど、何年日本人やってんの?こんな言葉今まで聞いたことないだろっての。
しかもアメリカ軍の暗号が、なんで「漢字」なんですか?
その他いろんなこじつけがあったが、個人的に一番笑ったのは彼らの衣装が、「放射能」という曲をやっている「クラフトワーク」というバンドにそっくりだ、というやつ。
ちょっとまってちょっとまってお兄さん、クラフトワークは黒いスラックスをお召しになっておりまして、短パン履いてるメンバーは、一人もおりませ~ん。
まあ、ナンセンスなネタなんだろうけれど、SNSあたりでバーッと広まり、偽コラまで作るやつが現れ、例によって「反日」「在日」と騒ぎ立てる。
どうでもいい話だし、この芸人がどうなろうがどうでもいいんだけど、ちょっとこの国って怖いのかな?と思った。

人を貶める笑いは嫌い、とか仰る方がたまにいて、これこそ笑止千万。そもそも落語という古典芸能がその構造を内包しているのだから。
それが出来ない、という環境のほうがよっぽど恐ろしい。いつまでもバナナの皮で滑ってるのを見て笑ってろ、ってか?
笑いの革命家といのはそのタブーを腹をすえて次々と破っていく人であって、今でもそのトップランナーは全盛期のダウンタウンだと思う。
ネタが面白い、という芸人は沢山いるけど、フリートークであれだけ笑わせてくれたのは彼らだけ。
その「ガキの使い」も今や、巨大なハリボテみたいな番組になってしまったのは、しょうがないんだけど、少々寂しい。
そこにあの頃の彼らはいない。頭が固い往年のファンは、いまだに動画サイトで「おかんとマーくん」「半魚人」「ゴレンジャイ」「あざみ」「トカゲのおっさん」などの傑作を見て、笑うのである。

ちょうどいいブス



最近「相席屋」なる居酒屋のシステムを知って驚愕。
男同士で飲んでいる間は単品(一杯500円だってよー)で注文?その席に女性が通されると、30分飲み放題で1500円?女性は無料?フードは別料金?あとは一期一会の出会いをお楽しみください?
すごいな。吉祥寺にもあるけど、そんなおっかない場所だったのか。
そこで福満しげゆきのマンガっぽくゴニョゴニョと、「すうさい堂という古本屋をやっています・・・ポパイとかハナコにも載った事あります・・・」とか言えば盛り上がるんだろうか?
あちらさんが好きなのは失恋ショコラなんとかとかエグザイルとかなんでしょう?(あ、ゴールデンボンバーは自分もちょっと好き)
「楳図かずお先生の『漂流教室』に出てくる男の子が『ぼく、ちゃんと死ぬぞ!!』って、石斧に自分から頭をぶつけて死ぬシーンがあるんだよ!やっぱ天才だよね!」とか言っちゃダメなんでしょう?
キャバクラで飲むよりは前向きなのか?いやしかし。超こええ。
自分がもっとも恐怖する場である。かけひきが出来る健全な男女が集うところ。
双方が互いの足元を見つつ、表向きはニコニコと飲むわけでしょう?大変おとなである。
つうか、こういう普通のひとたちがちゃんと子孫を作ってくれるのであろう。ありがたいことである。
自分は一人で居酒屋ランチを食べます。

相席で検索したら、「相席スタート」なる、ちょっとアダルトなネタをやる男女のお笑いコンビにひっかった。
その存在を昨日知ったのだが、これはもうブレイクしてるのでしょうか?
このコンビが「ちょうどいいブス」というネタをやっていたのだけど、女性のほうが、なんかまさに、そんな感じなんである。編集とかライターにいそうな、美人じゃないけど、なんとなく好感を持たれる感じ。意外と、男性ファン増えそう(兄ちゃんのほうは、普通に長身のイケメン)。
この「ちょうどいいブス」ってのが新たなる価値観(ポジティブな意味で)になりそう、というか、うまいこと言い当ててるなーと思う。
周囲に一人くらいは思い当たるのではないかと。で、そういうひとは好感度が高いんである。
でも、ブス過ぎると「個性派」とか言われる。ちょうどよくないから。ハリ××ボンとか。あ。
(辛酸なめ子氏なんかは結構きわどいラインだと思うんだけど、これだけメディアに露出してると「ああ、どっちかといえばまあ、美人なのかな?」という気になってくる)
そんな感じで「じゃあ世界一有名なちょうどいいブスって誰か?」と考えたら、世界一有名なあのミュージシャンを虜にした、オノ・ヨーコというひとが思い浮かんだのであった。
ところで「ちょうどいいブス」が定着したら、「ちょうどいいブサイク」も認められればいいなあと、切に、思います。


消えたツイッターおじさん



吉祥寺はどんどんオシャンティー(これ、マリアンヌ東雲様がよくお使いになる)になっていくが、どんどんシャレの足りない街になっている。
かつてこの季節はバウスシアターの爆音映画祭が名物で、今思えば「なぜこの作品を爆音で?」というセレクトも含めて、なかなかシャレの効いたイベントだった。
高円寺は大道芸フェス、阿佐ヶ谷はジャズフェスと、シャレたイベントを街ぐるみで行っているが、吉祥寺はハイソというかオシャンティー(マリアンヌ様がよくお使いになる)なイメージの上書きで、家賃の祖湯が下がらない。
街の「ヘンなひと」も自然に淘汰されているような気がする。
以前は創作の詩を連呼しながら歩く60歳くらいのおじさんがいて、自分は勝手に「ツイッターおじさん」と呼んで、見かけるとちょっとワクワクしていました。
多分パソコンが出来ないから、自身が媒体なんである。覚えている限りではこんな内容。

『出前したカツ丼を すっとばしてやる マージャン』
『情報はどこにある? 貧民窟へ行け』
『にっちもさっちも 使えない 白人』
『ガールにガマガエルはいるのか?』

なんて感じだったと思う。これを連呼しながらサンロード周辺の賑やかな通りを歩くのである。
時にちょっとポリティカルだったりして、なかなかいいセンスだと思う。このおじさんにとって、最近のギャルはガマガエルに見える、ってことなんですかね?
もうすっかり見かけなくなっちゃったが。

すうさい堂もアイキャッチとして、カバーがエグい『ウンコな議論』(ハリー・G・フランクファート/山形浩生訳)などという本を置いていたりするのですが、別に大して売る気もなく、要するに「商売舐めてます」という態度を打ち出しているだけなわけで、つまりシャレである。
自分のメルアドは「すうさい堂バラードベスト」で、これは頭打ちになったミュージシャンが苦しまぎれに発売するアレのこと。もちろんシャレとして使っている。ユーモアって言って欲しくない。「ユーモア」ほど面白くなさげな言葉ってないような気がする。
「ユーモアのセンスに溢れる人」・・・・・近づきたくない。

あああああしかし、「自分は割りと恵まれている」と「「クソみたいな最低の人性だ」の概念が、もぐらたたきゲームのようにピョコピョコと精神の内部から交互に飛び出してくるんです。ちなみに今、後者です。
月曜日はプッチ欝。まる。まる。まる。

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男性
職業:
古本すうさい堂
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