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すうさい堂の頭脳偵察~ふざけてません。

【すうさい堂最新情報/極私的ツイッタァ】 ■■ 2017年10月13日(金)13時より移転オープンしました。セール中につき1000円以上お買い上げで20%オフ(11/12更新)、100円均一本はすべて半額です。■吉祥寺本町1-29-5 サンスクエア吉祥寺201 ■0422-27-2549

ハンゾー・ザ・レイザー



とにかく日々、居眠りをしているか映画を観ているかで大変いそがしいのである。
映画に関してはどこから手をつけていいのかわからなくなっていたのだが、ぼちぼち更新したいと思う。貧乏性なので、書かないとやっぱりもったいない。
ちょっと前に池袋文芸座にてマカロニ・ウェスタン二本立てに行ったら、自分が観る前の回に機材の故障で上映が30分途切れるというトラブルが起きていた。へえーそうなんだーと他人事だったけど。
それが『殺しが静かにやって来る』(68年/監督セルジオ・コルブッチ)だったのだが、クラウス・キンスキーの堂々とした悪党ぶりがカッコいい作品。そしてマカロニ史上最も無慈悲と言われるラスト。テーマ曲の美しさも出色。
全編、雪山での殺し合い。これは確実に『ヘイトフル・エイト』に影響を与えていると思う。
もう一本は説明不要の『続・荒野の用心棒』。ジャンゴだよ、オリジナル・ジャンゴだよ!
棺桶に仕込んだガトリング銃をぶっ放すシーンと、激鉄を墓石に立て、潰された両手で連射して速攻でケリをつけるラストが有名。改めて見るとあのめくら撃ちではほぼありえないラストなんだが、「カッコいい」は「ありえない」に優先する。いちいちツッコんでいたら、と学会なんかと同じになってしまいます。



そして先週が『御用牙』『御用牙 かみそり半蔵地獄責め』。二作とも日本では未DVD化。
勝新プロによる勝新太郎主演作なのだが、彼のキャリアの中で最もエログロ嗜好が全開な作品ではないだろうか。
板見半蔵は「その男、凶暴につき」な岡っ引き。お上には逆らい、「庶民のためなら何でもやる」ので、石抱きプレイグッズを常備のマイ拷問部屋も用意している。
いい塩梅の拷問を計るため、自分の身体で石抱きプレイを試したりする。真面目だ。
そして「庶民のためならレイプもする」ので、日々自分のものを鍛えている。
棒で打ち据えたり、米俵に突っ込んだりしているんですが、お百姓さんが一生懸命作ったお米をそういう用途で使うのは良くないと思う。
そして拉致した女を、狩猟で動物を生け捕りにする時に使う荒縄で作った罠に入れて吊るし上げ、下から自慢のもので突き上げるのである。
「いい加減吐かねえと抜いちまうぞ!」「あひいいい、やめないでえっ」かなんか言いつつ、くるくる縄を回転させたりする。まあエロというよりアホなんだが、両作品に登場する見せ場であります。
どうせ海外版DVDを取り寄せる人もほぼいないと思うので書いてしまうが、一作目(72年/監督・三隅研次)のラストは、「病気で苦しむ父親を見かねて殺そうとする娘と息子」を見かけた半蔵がその家に押し入り、「おまえらちょっと出てろ」と追い出したのち、父ちゃんを吊るして殺害。で、「自殺として処理」して一件落着!という豪快さ。どうも小池一夫大先生の脚本をそのまま映像化したらしい。モップスによる主題歌も豪快。

二作目(73年)は監督が増村保三にバトンタッチ。さらに粘着質に。
密かに堕胎を行っている寺の女僧と妊婦が裸で抱き合っているシーンの照明が原色とか、時代劇なのにそこまでやんなくてもよさげなサイケ感だが、こういうのが楽しいのである。
さらに後半は凶悪な押し込み強盗役の佐藤慶も登場し、メリハリがあるこちらのほうが面白いかもしれない。賄賂大好きでやな感じの上役・西村晃(a.k.a黄門様)もいい味。
風呂場に仕込んだブービートラップで相手を串刺しにするなど、両作品ともマカロニ的な残酷美学が濃厚。
マカロニもカツシン(勝新太郎というのもひとつのジャンルである)も「やっぱこういうのが映画だよなー」と非常に楽しかった。普段しょんぼりと暮らしている者にこそワイルドな表現が必要なのである。
普段からワイルドなひとは死なないようにがんばってください。


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よいオマージュ、わるいオマージュ



「オマージュ」ということについて二本の作品を無理やり繋げて書こうと思うのだが、結局のところそれをやろうとした人が持つセンス、これにつきると思います。
サイモン・ペッグ&ニック・フロストの脚本と出演による『宇宙人ポール』(2011)、これはいいオマージュ作品。なぜならセンスがあるから。
アメリカのコミコンにやってきたオタクのイギリス人二人(SF作家とイラストレーター)がサイモンとニック。
オープニングでオンリー・ワンズの名曲「アナザー・ガール・アナザー・プラネット」が流れる時点で自分的にはかなりご機嫌。
会場ではしゃいでいる間は楽しいものの、ホテルやバーで男同士でいるとすぐにゲイ扱いされる。「これ、俺たちが思っていたアメリカとちょっと違くね?」
そんなこんなでドタバタが続いているうちに宇宙人「ポール」(本人が勝手にそう名乗っている)と遭遇。
ポールは政府機関に追われているので、オタ二人とキャンピングカー駐車場の娘(ルース)と共に逃避行するというお話。
ルースは目に障害があり、ガチガチのキリスト原理主義者で、最初はポールを悪魔呼ばわりしていたのだが、ポールの無理矢理な精神注入ワザによりあっという間に目と共に解放。
「姦淫したい!」と言い出し、やたらダーティーワードを口走るが、慣れてないから様にならないってのが笑う。
グレイ型宇宙人のポールは咥えタバコで下ネタを連発する、ほぼ「そのへんのおっさん」。
実は死体を生き返らせる力があり、事故で死んだ鳥を蘇えらせたかと思うと、いきなりそれを貪り食ったりする。「死んだ鳥は不味くて食えないからな!」
ポールを追う政府の捜査官と、その指令を受けたバカの部下二人(この人たちが実は一番面白い)が繰り広げるあらゆる「遭遇してみました」ギャグと、カルチャーギャップ・ギャグ。
コメディをあれこれ細かく言っても詮ないのでもう触れないが、間違いなくボンクラじゃなければ作れない名作である。
『テッド』にも少し似ている気もするが、公開はこちらが先。モフモフしてない分、動員ではテッドに及ばなかったようです。
独特なイケメンのサイモン・ペッグにどうせ女子人気は集中するのだろうけど、ニック・フロストも最高なのだ(というか、このコンビが抜群)。デブだからって邪険にすんな!と思う。

さてこれからはダメなオマージュについて。『サンブンノイチ』(2014)。
品川ヒロシ監督によるタランティーノのオマージュ作品。らしい。の、だが。
こんなのタラ先生にはみせられないよ。そもそもタラ先生は日本映画が大好きなのだ。こんなのみたらきっとガッカリしてしまうよ。
借金苦のキャバクラ店長とその部下と焼肉チェーン店のオーナー。彼らが銀行強盗をまんまと成功させ(え?)、三分の一に分けようとすると巻き起こる裏切り・逆転・ピンポンダッシュ。
レザボアドッグス、ですか?しかしあちらはプロの集団で、仲間が何人か死んでいるのだ。ド素人が無傷で現金強奪に成功ってな、ちょっといくらなんでもな!
茶番である。本当に茶番を見せつけられるのである。。軽く衝撃は受ける。なんだこれって意味で。
キャバクラ「ハニーバニー」とか、串揚げ「とらぼる太」とか「やっちまいな!」とか、あーもうわかったわかった。
ボスの窪塚洋介が放つ「おまえらシネフィルは~」というセリフに関しては、ライムスター宇多丸師匠がラジオで実に正しい批判をしているのでネットで探してみよう。ユー恥部に落ちているかもしれない。
で、中島美嘉。演技云々以前に正直、「こんなブスだったっけ?」と思う。ゴスは似合ってもキャバ嬢は完全なミスキャスト。
テレビ的なボケ・ツッコミも多く、こんなの映画じゃないよ。テレビでやってれば十分じゃないか。
芸人を映画監督として起用すると勃発する事故。これはつまり「Vシネマ」という受入れ皿がなくなったことが大きいのではないかと思う。彼らのセンスは映画の尺には足らないのである。
これも含め多くの芸人監督作品もVシネとしてリリースされれば、ひょっとしたら名作と呼ばれた、かも?
わっかりませんがっ。


UnKnown THEATER、始動



ようやく詳細がわかったのでやっと書けるのである。
高円寺に「UnKnown THEATER」という映画館がオープンします。
これは俺とか俺ら(よう!よう!)とかの間でお馴染み、「4th」のオーナーが執念で作った自主制作を中心に上映する劇場なのです。
インディーズとはいえ、ほぼほぼ職人のような作品が並ぶ中、日曜大工感覚でとんてんかんてんと作ったすうさい堂のゾンビ短編を三本上映。釘とか緩んでても気にすんな。

2月15日(水)
『すうさい堂式リビング・デッド三部作/御祝儀上映会』
【上映作品】
「毎日ぞんび~everyday of the living dead」
「LIVING DEAD★COCKTAILS」
「SUGAR PUFF LIVING DEAD」
+マル秘おたのしみ特典映像つき!

open/19:30
start/20:00
¥1300+1drink(¥500)

アンノウン・シアター(全40席)
杉並区高円寺北2-21-6 レインボービル3F(1Fはワイエスホーム)
JR高円寺北口/徒歩2分/純情商店街内/磯丸水産前

で、電話は?まだないって?わちゃあ、ということですが、未見の方は作品を、「もうみあきたよ」という方は劇場を見にいらして下さい。社長の情熱には頭が下がります(本人は全然映画マニアじゃない)。
店のことを全然書いてない気がするが、全然書くことがないのである。店舗よりもネットのほうが訪問者が多いという現実!これがゲンヂツ!
さて景気付けに、二作目『COCKTAILS』で楽曲を使わせて頂いた「BOBBY’S BAR」のカッコいい動画を。
これは素人ゆえにバーカウンターのノイズをすべて拾って録音してしまった、似非モキュメンタリー風(もう何がなにやら)作品。
ギタリストのナオヤ氏から「もっとまじめにやれ」と怒られた問題作でもある。
三作目『SUGAR PUFF~』は初めて喋らないゾンビという正統派を作ったつもりがやっぱりこんなんなったという。女子がたくさん出演していてガーリーだから、つうことでこのタイトル。
伝説的ノイズバンド「GRIM」の独逸ライブツアー参加など国内外で活動する、いまいちばんイケてるノイズパフォーマー「REMO」さんもゾンビ女子として白目剥いて出演しています(も、もったいねえ・・・)。



そしてHP。http://uk-theater.com/・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まだだ!!

スー・スクは残念でした



ようやく観たです、すうさい堂スクワッド。「良い知らせと悪い知らせがある」という定石の言い方がありますが、この作品に対しては「良い評価と残念な評価がある」という感じ。
ハーレクイン&ジョーカーのカップル。これは素晴らしい。ハーレクインのカッコかわいさは絶賛されまくっているからもう書かないけど、実は相方のジョーカーも最高。
タトゥーだらけの狂ったイケメン。「助けにきたぜベイビー」とハーレイを奪還する雄姿。ヒース・レジャーやジャック・ニコルソンと比べてどうのこうのというのはまったく意味がない。ちなみにハーレイはジョーカーを「プリンちゃん」と呼ぶ。普通にバカップルですね。

残念な点。実はこちらの方が多い。スーサイド・スクワッドの連中が悪人に見えない。
スナイパーのデッドショットは娘思いのいいお父さんである。殺人をする以外はちゃんとした人だと思う。
火炎魔人のディアブロはずっと反省してるし、ワニ男のキラー・クロックは外見がおっかないだけでは?
一番ワルっぽいキャプテン・ブーメランはほとんど活躍しないし、女性剣士のカタナは体制側のボディーガードじゃん。殺人鬼じゃないのか。
敵キャラが魔女。ま、魔女?ラストは生身の悪人チームが魔女と戦うという変てこなファンタジーとなってしまい、なんともまあ、である。
総じてバイオレンスが全然ない。ゆえに大ヒットしたのかも知れないのでそこに文句つけるのもなんだとは思うのだが、ハーレイが持ってるバットは一体何のため?バットとは人をぶん殴って血をぶちまけるための道具だ!釘とかが打ってあればさらにイカす!
これと比べると極悪人を極悪人としてきっちり描いた上で感動のラストを作り上げた、ロブ・ゾンビの『デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2』がいかに素晴らしかったか!と思う。
残念ながらスー・スクはお子様ランチでした、という感想。
いい映画というのは少女(ヒット・ガール)がマフィアをぶっ殺す『キック・アス』や、スパイがひとでなし狂信者集団をぶっ殺す『キングスマン』や、ヒスパニック軍団が差別主義の白人たちをぶっ殺す『マチェーテ』(今こそ再見するべき)や、拷問組織に対して女子が一人でリベンジする『ホステル2』などを指す。
「大人の鑑賞に堪えうる作品」とはそういうものだ。

聞くところによればハーレクインのスピンオフ作品が制作されるとのこと。
そちらでは自由にイイ仕事をして頂きたいものだ。プリンちゃんもね!

勝手にしやがる。



海が嫌いなら、山が嫌いなら、都会が嫌いなら、勝手にしやがれ!というわけでシン・ネンドからのすうさい堂は勝手にやることに致します。
22歳頃に描いた絵を売るという暴挙。もう普通のことをやっていても無理なんで。
状況的には実家のコタツの上で悶々と制作していた代物。そいうったドヨン感は出てますがだから何なんだ。
自分的にも痛いことをやっているなあという思いがしなくもないので、一応いいわけなども少々。

去年、連続殺人鬼たちが残したアートを展示した「シリアルキラー展」というのに行ったのですが、達者な人は本当に達者。ただもうチャールズ・マンソンのバカが描いたとしか思えない絵や、殺人ピエロとして有名なジョン・ウェイン・ゲーシーのド下手な絵を見るにつけ、「この人たちはネームバリューだけで作品を発表して売っている。ずるい」と、つくづく思った。人殺しの才能とアートの才能は比例しない。
すうさい堂も14年目に突入。だったらおれが同じことをやってもいいんじゃないか。

あと、路上で見かける「みつをライク」なポエムを色紙に書いたり、「あなたの目を見て浮かんだ言葉を書きます」とかやってる不愉快極まりない奴ら。どうせ「目が死んでます。あんたの人生はクソです」とかは絶対に言わないんだ。
他人の手法を丸パクリして、自己満足を得るために、町で一瞬の生ぬるいコミュニケーションを求める奴ら。
しかも家賃要らず資材要らず仕入れ代要らず。己の感性のみで勝負(本当は人の借り物)、って、だんだん書いてて腹立ってきた。
であるならば、すうさい堂は家賃も払ってる立派な路面店(「隠れ家的」と書かれることが度々あるのだが、こっちとしては隠れてる気はさらさらないんですけれども)。
だったらおれが同じことをやってもいいんじゃないか。

というわけです。
いま考えたらバウスシアターという劇場は、吉祥寺でも指折りなへんてこスポットだった。
それがなくなってしまったらもうあとは「おしゃれカフェ」「素敵スイーツ」「かわいい雑貨屋」「俺の一押しラーメン」みたいなのばっかじゃないか。
こうなったら「へんてこスポット」として続けるしかないんじゃないか、と。新作も描くしかなくなってきたのだ。
ハナコ、ポパイ、散歩の達人、ぴあ(の吉祥寺特集)、どんとこいですよ。本当に載せたいのはこんなのではなくって?
なんかすごく鼻息が荒い文章になってしまったのでもう終わりにします。本当はアップするの嫌だなあ。
※これらの原画になります。⇒http://suicidou.fc2web.com/SuicideMuseum/menu.htm

最後のすうさい堂13周年記念は、1月13日金曜日の高円寺フォースでのイベント『FRIDAY THE 13TH』です。DJですがホラー系の楽曲が回る予定。よかったらどうぞ。http://fourthfloor.sub.jp/

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すうさい堂主人
性別:
男性
職業:
古本すうさい堂
自己紹介:
自称「吉祥寺の盲腸」、すうさい堂のだらだらした日常の綴り。
本を読むという行為は隠微なこと、悪いことを覚えるためのモノ。

180-0004
武蔵野市吉祥寺本町1-29-5
サンスクエア吉祥寺201

0422-27-2549

(2017年10月より移転しました)

【営業時間】
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